トップ メイン 更新

ツッコミ日記 Encylopedia


[勉強] 情報処理技術者試験 受けてきた [長年日記]

2009年10月27日 00:39更新

情報処理技術者試験 受けてきた

10/18(日)。

今回受けてきたのは、情報セキュリティスペシャリスト試験。

また、です。

そしてまた特にこれといって事前対策がんばらずに、です。

それはそうと、いつの間にか午前が2つに分かれていたんですね。当日気づきました。

そんなわけで、当日18時に公開された午前の回答で自己採点した結果、

午前I 17/30 (正答18で合格)

午前II 18/25 (正答15で合格)

午前Iでいきなり足きり確定しました(笑)

午前が1つだったころの仕組みだったら午前OKだったのに、午前Iにしてやられましたよ。

午後がギリギリいけそうな手ごたえだっただけにちょっと残念だなぁ。

まぁ、また春がんばるさ。

やっぱあれですな。2007年秋2006年秋と今回とで、午前対策はやっておかにゃいかんですな。……と、いつも思いながら、そっちのけなのでありました。


[勉強] 水泳の着替えは男女一緒だったよ [長年日記]

2009年09月08日 00:14更新

水泳の着替えは男女一緒だったよ

水泳のことを書いてて、ふと思い出したのですが、

小学生の頃は、体育の着替えは男女一緒でした。

もちろん水泳も。

しかも6年生まで。

小学6年のクラスをのぞいたら、男女同じ教室で体育着に着替えていました - Yahoo!知恵袋

“うちは男の子ですので、妙な興味を持たなければいいが・・・との心配からの質問でした。”

とのことですが、まぁ、なんだかんだ言っても“妙な興味”とやらは存分に持ってるだろうし、気にするほどのことでもないと思うけどねぇ。

そういえば、通ってた小学校では自転車に乗っていいのは4年生からという不思議なルールがあったなぁ。小学校に入学するまでは普通に乗ってたのに、小学校に入ったら小学校のルールで自転車不可になった。4年生で交通指導っぽいのを受けて、お手製の自転車免許をもらってそれから自転車に乗っていいというものでした。


[勉強] 泳げない子供が増えているらしいですよ [長年日記]

2009年09月08日 00:03更新

泳げない子供が増えているらしいですよ

「カナヅチ」増加 水泳授業二極化 スクールに通わせるか否か (1/2ページ) - MSN産経ニュース

こんな記事がありまして、なんか、今の子供たちは泳げない子が増えてるらしいですよ。もっとも、具体的にどの程度増えているのかについては、特に記載されておらず、具体的に書かれているものは

“ある中学校では1年生で3分の1近く、女子では半数が泳げなかった”

のみで、これが一般的な数字なのか極端な数字なのかも書かずに提示してしまっているために、いかにもたくさんの子供が泳げないかのような印象を与える記事になっています。もう1つ気になるのは、泳げないの定義が不明瞭であるということ。タイトルには“カナヅチ”と書かれていたり、文中には平泳ぎが“うまく泳げない”と書かれていたり、まちまち。例えば25m泳ごうとして、25m泳ぐ体力はあるけど、15mくらい泳いだ時点で足をついて25m到達できなかった場合、(15m)泳げるけど(25m)泳げないことになる。数字さえ隠してしまえば泳げないとも言えるし、泳げるとも言えてしまいます。

とまぁ、日記書きながら、元記事がなんとなく印象操作な雰囲気のある文章に見えてきたので最初に触れてみました。

さて本題にいきましょうか。

以前、水泳に関して、“私は水に対する恐怖心から小学三年生まで泳ぐことができず、水泳教室に通うようになって泳げるようになった”というようなことを書きました。運動に関して鈍臭い私ですら、水が怖い状態から普通に4種目泳げるようになったわけですから、ちゃんとやれば全員とは言わないけど、それなりの人数が泳げるようになるのではないかと思います。泳げない子供が増えてきているなら、それはちゃんとやれてないだけではないか、と。元記事も指導力不足を指摘してまして、私もそれは一理あるなと思いました。もちろんそれがすべてでは無いとは思いますし、単純に指導力不足の一言で済ませてしまうのもどうかとは思います。

指導力不足というのは、3つの見方があると思うんです。1つは、担当教官個人の指導力。教え方そのものがどうかにもよると思います。水泳指導の方法論はあるでしょうから、教え方の問題なのかな。教え方のうまい先生、下手な先生では違うかもしれませんし、泳げない先生が教えるのと、泳げる先生が教えるのとでは違いが出るかもしれません。

2つ目は、キャパシティ。1人の先生が教えることのできる子供の数が多いのではないか。私の頃だと、1人ないし2人の先生が40人近い子供の水泳を見ていたわけですから、子供の状況に応じた適切な指導なんてのはそもそもできるのだろうか。

3つ目は時間。水泳の授業数が減ってるそうですね。一朝一夕でできるなら誰も苦労しません。

泳げるようになってから客観的に授業内容を見ても、当時ですら全員を泳げるようにするのは難しいだろうなというのは感じてました。

一応、学習指導要領にはこう書かれているんですよね。

・自己の能力に適した課題をもち,クロール及び平泳ぎの技能を身に付け,ある程度続けて泳ぐことができるようにする。

・互いに協力して水泳をしたり,水泳プールのきまりや水泳の心得を守って安全に水泳をしたりすることができるようにする。

・自己の能力に適した課題をもち,活動を工夫することができるようにする。

これはMUSTではないですから、あとは学校の方針次第でしょうけど、せめてクロールでも平泳ぎでもなんでもいいから、普通の状況で溺れずに済む術を身につけておきたいものです。車の中に浸水してきてそのまま溺れ死ぬとか嫌すぎですからねぇ。

まぁ、人手が足りないなら、元記事にもあるように外部の人にヘルプを頼むというのはやるべきでしょうね。親とかでもいいじゃない。地域のボランティアでもいいじゃない。

水泳指導以外の目的で目を輝かせてさえいなければ。


[勉強] 「時計」を何年生で習いましたか? [長年日記]

2021年05月21日 08:59更新

「時計」を何年生で習いましたか?

Q:「時計」を何年生で習いましたか?

A:…………習うの?

エキサイトニュースに興味をひいた記事がありました。

「時計」を何年生で習いましたか (Excite Bit コネタ)

“「時計」を何年生で習いましたか”タイトルを見て、私の頭に浮かんだ言葉が、上に書いた回答でした。

習った覚えが無いのです。

もしかしたら習ったのかもしれませんが、記憶にございません。

よく覚えていませんが、あったなら事実です。

リンク先の記事によると、時計の読み方は算数で習うのだそうです。算数は教科の中で一番好きでしたが、おそらくまったく興味が無かったのでしょうね。時計の読み方さえ知っていれば、わざわざ授業で習うようなものでもないし、少なくとも小学校にあがる前に時計は読めてましたから。

いつから時計がわかるようになったのかは定かではないのですが、親が言うには、2歳の頃には時計が読めていたそうです。当時通っていた銭湯に大きな時計があり、番台のオバちゃんが竹の棒で時計を指して「これ何時?」と聞いてはそれに答えていたそうな。いや、それ時計が読めていたんじゃなくて、盤面のローマ数字を読んでただけではないか? とかツッコんでもいいんだけど、親があまりに嬉しそうに昔の思い出を話すものだから、ツッコめない。

いつから時計がわかるようになったのだろう。普段、生活していれば時計は普通に存在していますから、その中で自然と身についたのか、あるいは大人に教えられて次第に理解していったかのどちらかだろうかな。少なくとも時計がわからないと困ることもありますからね。見たい番組を時間どおり見るためには今何時何分なのか、番組がいつ始まるのかを把握しておかないといけない。幼稚園に通うにもいつも決まった時間に行動をする必要がある。逆に時計がわからない場合は、どうするのだろう。親は何をやってるんだ? と逆に心配になります。

少なくとも学校で習うというのは、わかる子がいるかどうかはどうでもいいとして、わからない子がいる前提でやってるわけですよね。その前提で記事を読むとさらに驚愕の事実が。

“「現行の学習指導要領では、算数の学習で『時計』が1年生で行われていないこともあると思いますよ」”

あとは現場の判断でしょうけど、中には2年生で時計を習ってはじめて時計を理解する子供が世の中には最低1人くらいいるってことですよね、これ。じゃあ、その子は1年生の時、どうやって集団生活してるの? と思ってしまう。

まわりを見て、それにあわせて行動すればなんとかなるかもしれませんが、わかった上で行動するのと、よくわからないけどまわりにあわせて行動するのとでは、同じ行動するのでもその行動に対する理解や得られる結果がかなり違ってくると思うんですよ。それって、子供にとってはものすごい差になるのではないかな。

2011年の4月から新しい学習指導要領にかわり、時計は1年生で習うように変更されるのだそうですが、学習指導要領担当者のコメントが全然理由になっていないのが面白いです。なんかこう、理由を明確にしてしまうと学習指導要領を変更する際に変更しづらくなるから適当にもっともらしい言葉でゴニョゴニョごまかしておけばいいんじゃない的なコメントに見えてしまうのがなんとも。

そういえば、「時計」ではなくて「時間」について学んだことを、ふと思い出しました。高学年の算数だったと思いますが、ようは、7時40分の2時間半後は何時何分?系のやつ。あれ、私は、

( ゜д゜)ポカーン

でした。なぜ今更そんなことやるの? それって学校で習うこと? という思いでいっぱい。今なら上に書いたような理由があるのだろうというのはわかりますが、当時の私はなぜそんなことをせにゃならんのかと不思議でなりませんでした。

そういえば春に行われた全国学力テストの結果が最近発表されて、テレビで一部紹介されていました。それによれば、時刻表を見る設問の平均正答率が50%を切ってるそうです。ちょうど朝食だったので、本当に味噌汁噴くところでした。思いましたよ、今の小学六年生は時刻表もまともに見れないのか、と。

でもよく考えてみると、その手の応用問題の場合は単純に正答率だけ見てどうこう言ってもあまり意味がないんだよね。だってなぜ間違えたのかがわからないから。時刻表の問題にしてもなぜ間違えたのかというのは果たして答案から見えるのかな? もしかしたら時刻表の見方を知らない子供がいるかもしれない。彼らにどれらけ算数教えたところで、時刻表の読み方を教えてあげなければ問題は解けません。でも、時刻表の読み方って、学校でわざわざ教えることなの? って思うわけです。そもそも問題が悪いという見方もできますし、そもそも常識だろという見方もできる。

なんでもかんでも、学校におしつけるのってどうなのだろうな、と思いますよ。

そういう観点で最初に戻ると、時計を習うのって、そもそも学校の範疇なのだろうか。

いやまぁ、別に範疇でもいいんだけど、100年くらいしたら、学校で習うことの中に「箸の持ち方」とかありそうで……。

時刻といえば、お昼の12時は、「午前0時」「午後0時」「午前12時」「午後12時」どれか、と聞くと回答が割れるってな話も以前ありましたっけ。自分ではこうだという考えを持っていても、他の人に聞いたりして自分と違ってたら案外自信が持てなくなっちゃったりするかもしれません。これについては、ググると一番上に出てくる、情報通信研究機構周波数標準課の文章がわかりやすいのではないかな、と思います。でも、それでも、小さな子供の中には混乱しちゃう子がいるような気がする。

ちなみに、なぜお昼の12時のことを「正午」と言うのか答えられる人ってどの程度いるだろうか。これ、首傾げたとしても、たぶん、なぜ「正午」「午前」「午後」と言うか、と聞くとピンと来る人もいるのではないかと思います。

コメント(1) [コメントを投稿する]

_ たくみ [普段生活の何十分後は何時何分 という質問は問題としては意味をなしえませんが、 時間の計算は、1時間を60分、1分を6..]


[勉強] 幼稚園児、ハンパないな……と思ったこと。 [長年日記]

2009年06月01日 23:20更新

幼稚園児、ハンパないな……と思ったこと。

親戚の子供の幼稚園入園試験問題難しすぎwwwwワロスwwwww ニコニコVIP2ch

慶応義塾幼稚舎の入舎問題だそうですよ。合格ラインは75点だそうで。

問題自体は、大人の視点からすると、難しいものではないのです。知力より発想力、きづきを要求されるような問題なので、人によっては首をかしげるかもしれません。

そんなことより、これ、5歳の子供が解くんですよね。5歳。

ひらがな、カタカナはいいとして、漢字や英語の能力も要求されるわけですよ。

5歳ってすげぇ。

この手の問題はアイデア次第で応用がきくので、たとえば、こういう問題も即席で作れるわけですね。

<問題>○に入る漢字を書きなさい。

下上下上下下○下上下上下

答えは「上」。下を白、上を黒にしたほうが親切な問題かもしれませんね。

<問題>○に入るひらがなを書きなさい

ううままうままううま○うままう

答えは「う」。これ解けた人は、私と同じ穴の狢です。


[勉強] 薬学部卒と薬剤師についてくるオマケ [長年日記]

2009年04月14日 23:32更新

薬学部卒と薬剤師についてくるオマケ

学校じゃたぶん教えてくれないけど、薬学部を卒業したり、薬剤師になると、無試験で免許がもらえたり、薬剤師以外の○○者になれたり、優遇措置があったりと、いろいろオマケが付いてくるという話。

薬学部にのみ焦点をあわせているので、これって○○学部でもいいんじゃね? というものも入ってますが、そういうのは気にしない方向で。あと、ここに書いたものが全部というわけではないと思う。さすがに全部は調べきれなかった。

Read more...


[勉強] 理数が苦手なのは子供たちだけじゃなかった [長年日記]

2009年04月11日 13:40更新

理数が苦手なのは子供たちだけじゃなかった

新学習指導要領スタート ゆとり世代教員「理数」関門 (1/2ページ) - MSN産経ニュース

小学校の先生は全教科をカバーしなければならないから大変だよなぁ、とは昔から思ってました。逆にそれが当たり前のようにわかっていることなのだから、苦手なものを苦手なままにしておくのはどうかとは思うんだけど、先生がやらなければならないことも多くてなかなかそこまで手が回らないのかもしれんね。もっとも、先生になるまでの間に、苦手を少しでも克服してればいいのだろうけれど。理科が苦手かどうかと聞かれて苦手であると答えても、

・純粋に苦手

・得意科目に比べたら苦手

理由がどちらなのかによって違うだろうし。

>「理科で復活する項目では、風で動くおもちゃや

>ニクロム線に電気を通すと発熱する実験など、

>若い先生たちが小学生時代にやったことがない実験もある」

実験そのものの手法よりも、何に結び付けてどう興味を持たせるか、というほうが大変なのかな。自分たちがやったことなければ、そこのところがピンとこないだろうし、そんな状況だと子供たちも、結局この実験ってなんだったんだろう、って思うだけだろうし。やらされているのと、自分たちでやっているのとでは、ぜんぜん違うからねぇ。

風で動くおもちゃならモーター使って風力発電な実験すれば興味を持つんでないかと思うし、ついでに、ニクロム線も使って、風力発電で発熱実験。風のエネルギーを電気のエネルギーに変換して、さらに熱エネルギーに変換するという。小学校じゃそこまでやらんか。

電池使った実験とか楽しいけどねぇ。実体験で直列と並列の違いを身をもってしるのもいい。直列でも並列でも好きな組み合わせにできる車と電池4つくらい渡して放っておけば、そのうち全部直列でつなげば速く走るのに気づく子供が出てくるだろうし。教わるより自分で気づくほうが記憶に残りやすい。

まぁ、教える側が経験不足なら、何がつまらないのか、何がわからないのか、何につまづきやすいのかがわかるから、逆に生かしてプラスにしていけばいい。理想論だけどね。

>中学教員でも物理が苦手などという理科教員が少なくない。

これねぇ。そうだろうねぇ。

私が通ってた高校でも、理系クラスと文系クラスにわかれるのだけれど、理系クラスではさらに受ける理科科目を選択することになります。化学、物理、生物の中から2つ選ぶのだけれど、だいたい化学&生物か、化学&物理を選んでいる。大学受験で化学がほぼ必須のようなものだから、化学ははずせない。あとは生物か物理かの2択になるわけですな。生物選ぶ人の中には「物理が苦手だから」という人もいるので、物理が苦手であるという中学理科教員がいてもおかしくない。ちなみに私は化学と物理を選びました。理由は、物理のほうが楽だからというのと、“化学的な生物”ならともかく“なまもの的な生物”に興味がなかったから。

>2けた同士の計算の正答率が8割台に対し、3けたの数が入ると5割台に落ちる例

1桁の計算ができるようになって、2桁の計算ができるようになると、同じようなやり方で3桁でも4桁でも10桁でも計算ができるはずなんだけど、現実はこういうケースもある。私が小学生だったころから(多いか少ないかは別にして)こういう人がいたので、今にはじまったことじゃない話ですね。ということは、少なくとも、私が小学校から現在に至るまで、指導が改善されてなかったということでしょ。

ただ単純に、

>「3けたの計算を重視してほしい」と指摘

するんじゃなくて、なぜ3桁になると計算できないのかを考えて、そこのところをなんとかしないと、結局「○○を重視してほしい」だらけになる予感がするよ。

そもそも正答率が落ちるというのは、3桁の計算方法がそもそもよくわかってない子供と、やり方はわかってるけど計算ミスの子供がいると思うんだ。

後者は計算しまくるのと、落ち着いて計算すれば改善するけど、前者の子供はただ単に3桁の計算させても効果は薄い可能性がある。

>3けた同士の計算をおろそかにしては論理的思考ができない

実際は、論理的思考ができないから3桁でつまづく子供がいるんじゃないのかな。元の記事からは“おろそか”の真意が見えないけど、ただ単純に3桁の計算をやらせまくったところで、論理的思考にはつながらない。3桁の計算を教えるにあたって、教師がどう「導く」かがポイントだと思う。そういう方向性でおろそか云々ならわかるけど、記事を書いた人が悪いのか、もともとそう言っていたのか発言者の真の意図が見えない。このままだと、「3桁の計算をおろそかにしてるから論理的思考ができない」と芳沢教授が言っているように思われてしまうけど、それで良いのかなぁ。

3桁の計算と論理的思考を結びつけるなら、3桁の計算なんてのは論理的思考を教えるための単なる手段でしかなくて、別に3桁の計算でなくてもいい。たとえば台形の面積であれば、公式を使わない求め方を教えた上で公式を教えればいいわけだ。単に面積を求めるだけなら公式だけ知ってればいいけど、その公式にたどり着く過程も大事なことだからね。これは中学以降の数学でも同じ。所詮、社会に出て役に立つのは覚えた公式じゃないから。


[勉強] 受験と私 9 [長年日記]


[勉強] 受験と私 8 [長年日記]

2009年02月28日 21:44更新

勉強時間

受験といえば、こんな記事がありました。

勉強時間 中国の半分なのに日本の高校生8割「きつい」 1日8時間 - MSN産経ニュース

簡単にまとめるとこんな感じ。

・日米中韓の主要都市の中高校生約8300人に対して、生活に関する意識調査を実施

・中高生の勉強時間(学校・塾・自宅などすべて含む)は、

日本 平均8時間

韓国 平均10時間

中国 平均14時間

・平成9年調査と比べると、日本の高校生は1時間、中学生は約2時間短くなっていた

・学校の勉強を「きつい」と答えた日本の中高生は、77.2% (4カ国1位、他国は40〜60%)

・就寝時間(午前0時以降)

日本 中学生35%、高校生70%

ほか 中学生10%、高校生20%

・「自分はだめな人間だ」と考えている

日本 中学生 50%、高校生 60%

ほか ?(日本に大きく引き離されている数値らしい)

・調査した財団法人日本青少年研究所のコメント「中韓と比べて、勉強もしていないのに弱音をはいている現在の子供たちの姿がはっきりとみえた。甘えの気持ちが強いのではないか」

これを見て、みんなはどう思うのだろう。今の子供たちはすぐ弱音を吐いて情けないな、とか、他の国に負けてるじゃないか、とか、もっと勉強しろよゆとり世代!!、とかそんな風に思ったりするのでしょうか。確かに数字の上では他国に大きく離されているし、前回調査に比べて下降しているのもわかる。ただ、個人的に問題があると思ったのは、勉強時間が10年前より低下していることではなく、中央下寄りに書いた“自分はダメな人間だ、と考えている”子供たちが妙に多いということ。勉強時間と学力にどの程度の相関関係があるかにもよるけど、X軸に勉強時間、Y軸に学力をとってプロットしていったらどういう相関関係が見えるだろう、という調査はしてないようだ。「勉強時間 学力 相関関係」というキーワードでGoogle先生に聞いてみると、それに近い調査をしているものもあるようだが、成績ごとにグループに分けて勉強時間の割合を提示し、「成績がよいグループは勉強時間が長い子供が多く、そうでないグループは少ない傾向がある」と結論付けているだけだった。

まぁ、統計データだから傾向がわかればそれはそれでいいのだけど、だからと言って単純に時間だけ増やせばいいのかっていうと、それはちょっと違うだろと思うわけですよ。ダイエットやら肥満やらで体重の数値だけを見てあれこれ言ってるのと同じように思えてねぇ。意味はあるけど、なにか違うというか。勉強ってさ、ただ長時間やればいいってもんじゃない。そりゃもちろん、どうしても時間の必要なこともあるし、さすがに8時間と14時間くらい差が出ると、時間なんて関係ないよ!!とは限らないこともわかる。でも、やっぱ、中身も伴わないと。

そもそも勉強時間が10年前より減少しているということが、単に「弱音を吐いている」「甘え」と結論づけるのであれば、この調査は意味がない。“学校の勉強を「きつい」”における“きつい”の真意が見えない(今回無償公開されているのが“概要”だから、完全版の報告書を見たらそのあたりがわかるのかもしれないけど)。つまらないからきついのか、難しいからきついのか、量が多すぎてきついのか、50分拘束されるのがきついのか、イスが硬くてきついのか、全力を出し切っているからきついのか、普段なまけているからきついのか、そのへんがわからない。別に“弱音”“甘え”の結論を否定するつもりは無く、その根拠が明示されてないよ、というだけなんですけれどね。

それでふと思ったのが、勉強に対する意欲が減ってきてることがあげられるのではないかなぁと。概要のほうを見ると、“他の国に比べて自分の能力に信頼や自身が欠けている”となっているけど、だいたい、「自分はダメ人間だ」と考える人が、意欲的に勉強するか? しない、とは言わない。する奴はする。自信がないから自信をつけるために、信頼できないから少しでも自分自身を信頼できるようにやる、そういう奴はいるだろう。ただ全員が全員そうじゃない。きついと感じていて、自分に自信がなくて、これ以上続けてどうなるんだろうと考えて、あきらめちゃう人いるんじゃないかな。経済不況や社会不安を目の当たりにして、自分の将来に絶望しちゃってる人いたりしてな。

私も中学や高校の頃、学校の授業に対してきついか否かを問われたら、きついと答えたと思う。もちろん、そのきついにはいろんな意味が込められてる。でも楽しかったよ。ちなみに高校当時の勉強時間は、概算で6時間。時間が減ったという今回のアンケート結果の平均値を大きく下回るものとなった。そんな当時の私が1日8時間勉強してたら、かなり「キツい」と思ったかもしれないですね。当時の平均勉強時間がどれくらいかわかりませんけど、正規分布の中央からはずれたところにいる1人になるのかな。

まぁ、今回のアンケート的には、弱音とか甘えって言われちゃうんだろうなぁ(笑)

Read more...


[勉強] 受験と私 7 [長年日記]

2009年02月28日 22:02更新

大学に入るだけが道じゃない

世の中はそんなことを言いつつも、なんだかんだで大学卒業者(しかも新卒)が優遇されて求められるのは矛盾を感じざるを得ない。

例えばシステムエンジニアになりたいと考えて専門学校に進んだ人と、大学に進んで特にコンピュータの勉強してないけどそっちに進んでみようと考えた人がいて、同時に就職活動すると、たぶん大学生のほうがいい会社に入ってる可能性が高い。もっとも、上の会社ほど、欲しい人材はプロジェクトを管理できる人間だったり、提案なり企画ができる人間だったり、コンサルティングができる人間だったり、設計できる人だったり……なので、最終的にそういう人になれそうな人を選ぶわけだから仕方ないのかもしれないけど。

新卒信仰もさ、第2次ベビーブーム世代までのやたら人がいる状態ならともかく、少子化が叫ばれているこれからの人たちに関しては、そんなことも言ってられないんじゃないかと思うわけですよ。そりゃまぁ、ピラミッドの上のほうの、(弊社基準で)優秀と思われる人材しか取りませ〜ん、ということであれば、就職活動からあぶれちゃった就職浪人組から人材を選ぶということはしないのもわかる。でもそうでなければ、たくさんいる新卒者の中の、下層の人より優秀な人というのは就職浪人組にもいるはずなんだよ。でも今の世の中は、新卒からあぶれちゃうとチャンスすら無くなる。ちょっとかわいそうな気がしますな。まぁ、会社によっては卒業1年経った人も新卒扱いする場合もあるでしょうけれども。

受験と関係ないな。

Read more...