SEGA AGESというと、セガの素敵タイトルを余計なアレンジを加えて2500円で発売したりして、ユーザーの望む声をセガは聞いているのでしょうか? という疑問を投げかけたくなる微妙なシリーズでした。確かに過去のゲームをただそのまま出すだけなら面白くはないかもしれず、今の技術を使って新たな進化を遂げた姿を見たいという想いもあるにはある。ただそれは、オリジナルのものがありきであって、個人的にはオリジナルとアレンジを併録してくれないかなぁと、こういう企画物には思うのでありました。
そんなSEGA AGES が今年になって雰囲気が変わり始め、オリジナルのものを完璧に出すという姿勢になってきた。そんなSEGA AGES のリリース内容に最近打ちのめされた。10月に発売されたスペースハリアーIIに。
当初そのタイトルを見た時は単純にメガドラ版の移植だと思い、あまり注目はしていなかったけれど、きちんとAC版も入ってるどころか、セガハードで販売されたタイトルが勢ぞろい。
収録タイトルは以下のとおり。
・AC版「スペースハリアー」
・セガマークIII版「スペースハリアー」
・セガマークIII版「スペースハリアー3D」
・MD版「スペースハリアーII」
・ゲームギア版「スペースハリアー」
ゲームギア版まで収録したそのこだわりには、よくやったとほめてあげたい気分。最近、ゲームギアの移植作もチェックしようかなと思っていた矢先なので、個人的注目度は大きいのであります。作り手側のこだわりとしてどうだったのかについては、impressさん掲載のプロデューサーインタビューを読んでみてください。
そこまでやれば十分といえば十分だろうけど、できることなら、タカラから発売されたファミコン版とか、電波新聞社から発売されたパソコン版あたりも収録して究極版にこだわってみるのもよかったのではないかなぁなんてわがままを言ってみたり。
また、今回のゲームリリースにあわせて、サントラCD「スペースハリアーII 〜スペースハリアーコンプリートコレクション〜 オリジナルサウンドトラック」もリリースされるのですが、発表された曲目にゲームギア版がないのが残念でならない。まぁ、マークIII版とたいして変わらないだろうから、だと思うけど。
(Amazon.co.jp:SEGA AGES 2500シリーズ Vol.20 スペースハリアーII ~スペースハリアーコンプリートコレクション~: ゲーム )