本来なら高校で学ぶべきことを必修科目と設定して、その中で専門的なものに関しては進路や個人の興味とあわせて選択科目としていくつかの科目が存在するべきで、受験科目にないからといって必修科目をやらないってのはお門違いってもんじゃないかと思う。
一連の報道を見てると、生徒や親、現場教師の発言が、「高校は大学へ行くための場所」程度にしか思ってないような意見に感じました。履修漏れのない生徒の意見の中にも「不公平だ」という意見があるけど、不公平の対象があくまでも受験なんだよね。たとえば「履修漏れしてるのに卒業できるのは不公平だ」と言うならわかるんだけどね。マスコミの偏重報道の可能性もありますが。
正規の履修者はもっと声をあげてもいいんじゃないかな。履修漏れの補習で、どんな試験を受けさせてどんな成績がつけられるか、わかったもんじゃないし、中途半端に簡単なテストで成績つけられて、正規履修者と同等扱いされるかもしれないし。
まぁ、どんな成績で高校卒業しても、大学へ行けばスタートラインは同じだし、どうせ高校の頃のたかが1科目の問題なんぞささいなことかもしれない。少なくともうちの学部の講義は3年次に平日5コマまであって、高校でいうところの生物、化学、物理、数学、といった理系科目に関する知識・能力が必須になるから、やるやらないなんてのはもうどうでもいいこと。やらなきゃならないし、やってなければみんなよりスタートが後ろになるし、やりたくないなら卒業できないだけ。
補習だろうがなんだろうがその程度で揺れる成績なら志望校の見直しをするのもよいかと思うし、さもなくば風邪を引いても受かるくらいの気概があって欲しい。与えられた条件下でベストを尽くしてもらいたいものです。
以上、学習指導要領改訂前だったので世界史とかやってない人の戯言。
このwikiに書かれてる現行学習指導要領の必修科目を見る限り、必修科目の決め方がなんか微妙な感じしますね。理科とかアバウトすぎだし。でも情報って何やってんのか知らんけど、なんか楽しそう。私の時はこの手のものが一切無かったから、なんかうらやましい。数学の教科書の後ろのほうに申し訳ない程度に2進数や16進数のことが書かれた章があったけど、授業では華麗にスルーされてたし。