10月からフジテレビ木曜深夜枠(ノイタミナ枠)ではじまったアニメ。講談社のコミック誌イブニングで連載中の同名漫画作品のアニメ化。東京にあるらしい某農大を舞台に、人間と菌とウィルスとその他がかもしたりかもされたりあれこれする物語……だと思う。見てる限りは。
今年に入ってからだと思うけど、書店でやたらと宣伝してるのを見かけたりしてたのでもやしもんというタイトル自体は記憶の中にはあったのだけれど、特に漫画を読むことはありませんでした。イブニング自体はK2や喰いたん読んでるのにね。立ち読みで済ませちゃうから他読んでないし気づきもしてなかったのですけれども。
そんなわけでして、10月からアニメ化ということもあり、とりあえずアニメを見てみることにしたわけですが、いまのところ今期チェックしてるアニメの中での個人的ランキングは第1位のアニメとなっています。しかしまぁ、アニメ見るまでどういう作品か全然知らなかったので、こんな作品とはねぇ。大学の講義で細菌学があったからあの手の本の地味さはよく知ってるけど、いやなんていうかこれはやられた。
獣医だったり美術だったり音楽だったり、そして農ですか。そういう点では、薬学部は地味だから題材になることは無さそうですな。いろんな薬品が置いてあるけど、別にここに限った話じゃないだろうし。マウスやらラットがいたところでどうだって感じだし、構造式や反応式を語ったところで一般的にはつまらんだろうし。リン酸ジヒドロコデインがどうとか、塩酸ブロムヘキシンがどうとか、マレイン酸クロルフェニラミンがどうとか、塩酸メチルエフェドリンがどうとか塩化リゾチームがどうとか言われてもなぁ、って感じだと思うし。でもそこを面白おかしく話として作りこむのが作り手の腕なのだろうけど、まぁ、生薬学研究室あたりはエンタテインメント的な話の題材にするには面白いのかもしれんねぇ。