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ツッコミ日記 Encylopedia


[FF] セシルの日記 6 [長年日記]

2008年01月21日 01:26更新

セシルの日記 6

船に乗ってバロンへ向かうことになった。俺としてはローザを救い出すため、それだけの理由だ。クリスタルとかそんなの関係ねぇ。まず第一にローザだ。これ重要。俺にとってもう信じられるのはローザと、一応あとこいつらだ。だからローザを救い出す。

そして次にローザだ。救い出して、ローザと一緒に逃げる。誰も知らないところへ、二人で一緒にだ。そして最後に、ローザだ。二人でひっそり暮らすんだ。もう誰にも邪魔されないところで。クリスタルなんかもうどうでもいい。

……なんてこと言ったら、フクロ叩きにあうんだろうな。

その後、船でバロンに向かっていたことまでは覚えてる。途中でリヴァイアサンに襲われて、そこで記憶がプツリと消えた。

気がついたらどこかの海岸で倒れてた。こんな重い鎧を装備して、よく沈まずに漂着できたと思う。運がいいのか悪いのか。いっそこのまま死んでれば楽だったかもしれないな。

まわりを見渡すと誰もいない。みんないなくなって、俺一人だ。また孤独になってしまった。

このままではどうしようもないので、近くの町へ行く。どこかで見たことある風景だと思ったら、ミシディアだった。少し前に襲った町だから、入るかどうか迷ったが、背に腹は変えられない。まわりの目線がかなり痛い。たまに話し掛けてもカエルにされてしまう。自業自得とはいえ、今の俺にはかなりこたえる。そろそろいいかげんへこたれそうだ。

町の人はまともに会話が成立しないので、長老と話をしてみた。意外と話のわかる人だったが、とりあえず試練の山へ行かされることになった。バロンが遠いな。一応、ガキだが2人の魔道士をつけてくれた。俺1人じゃどうしようもないからありがたい。なんか人の温かさを感じたの、久しぶりだ。まだ俺がんばれそう。

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