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ツッコミ日記 Encylopedia


[マンガ] 小学館「ヤングサンデー」が7月末で休刊 [長年日記]

2008年06月02日 00:15更新

小学館「ヤングサンデー」が7月で休刊

毎週木曜日に発売されている週刊ヤングサンデーが7月末をもって休刊することが発表されました。

ヤングサンデー:7月末の休刊が正式決定 JUDYも8月で休刊(まんたんウェブ) - 毎日jp(毎日新聞)

小学館コミック -週刊ヤングサンデー-

現在連載されている作品がどうなるかについてはわかりません。連載作品としては実写化されてまだまだこれからという「Dr.コトー診療所」「クロサギ」や、今夏テレビアニメ化される「鉄腕バーディ」があるだけに、今この時期に休刊するというのはファン的にも雑誌社的にもつらいところなのではないでしょうか。部数が原因だそうなので、続けるにしてもそれはそれで厳しいものがあったのでしょうが。

クロサギやコトーはビッグコミック系のどこかに引き取られても、特に雑誌イメージを崩すような作品でもないので大丈夫だと思いますが、バーディはどうなるんでしょうね。スピリッツあたりが雑誌の雰囲気とあってるだろうからそっちに行くんですかね。あとはGXあたりですかねぇ。ムリヤリまとめに入って最終回という作品もあるのだろうし。アオイホノオとか、はじまったばかりなのにどうなるんでしょうねぇ。

特にここ最近では少年サンデーのベテランがこっちに移ってきて連載するケースもあったので、うまくジェネレーションシフトをしていっているのかと思ってましたけど、部数減に対する最後のテコ入れだったんですかねぇ。

週刊少年サンデーはメインターゲットが中学生〜高校生あたりらしいです。小学生については学年誌がある。当時はこの学年雑から週刊少年サンデーに読者がうまく繋がっていく雑誌がなかったようで、1976年「マンガくん」が創刊されています。しかし間もなくして、マンガくんは「少年ビッグコミック」に誌名変更されます。部数低迷が原因のようです。まぁ、これは仕方ないでしょうね。少年誌といっても他誌(ジャンプ、マガジン、チャンピオン)の勢いもあったわけですし、この間、コロコロコミックも創刊されてむしろこっちのほうがマンガくんが果たすべき役目を果たしてたんじゃね?って感じもしないでもないです。

少年ビッグコミックになった後は連載作品の中で人気を博するものが出てきて、雑誌としても安定していきます。みゆきやエリア88あたりが有名なところでしょうか。その後、読者層が高くなったこともあり、1987年に「ヤングサンデー」に誌名が変更されヤングコミック雑誌へと転じていきます。

そんな奇妙な歴史をたどった雑誌がついに消えることになるわけですが、現在はビッグコミックスピリッツがヤング向けでがんばってるみたいですし、読者年齢層に穴があくことはないのかなと思います。まぁ、がんばってると言っても、37万部くらいなのですが……。ヤングサンデーとスピリッツの部数を足しても、ヤングジャンプ(96万部)やヤングマガジン(98万部)に全然届かないっていうのが、今の小学館にとって厳しいところなのかもしれないですねぇ。

それにしても、今回の文章は「ねぇ」が多いねぇ。ほんとにねぇ。

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