トップ «「魔法使いの男」 メイン 2008/06/08 秋葉原が朱に染まっ..» 編集

ツッコミ日記 Encylopedia


[マンガ] 「金色のガッシュ!!」の作者である雷句誠さんが小学館を提訴した件 [長年日記]

2008年06月09日 23:26更新

「金色のガッシュ!!」の作者である雷句誠さんが小学館を提訴した件

びっくりした。

つい先日、雷句誠さんのブログを読みました。小学館の仕事は受けないということをブログで書いており、それがいろんなニュースサイトやブログなどを駆け巡ったようで、私もそれを通じて該当ブログを読んだ次第です。その時は、何かトラブルがあったのだろうなと思ってはいたのですが、まさか裁判に発展するほどのものとは予想外でした。

金色のガッシュ!!:作者の雷句誠さんが原画紛失の小学館提訴(まんたんウェブ) - 毎日jp(毎日新聞)

小学館が人気漫画原画を紛失、著者が賠償求め提訴 : 社会 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

流れ。

85/21 雷句誠、小学館の仕事は受けないと自身のブログで発言

06/06 雷句誠、小学館相手に提訴したことを自身のブログで公表

06/07 Amebaブログに「橋口たかしのブログ」というブログが出現。雷句誠の陳述書に対し編集部の擁護文を掲載。

06/07 上記「橋口たかしのブログ」が削除され、新たに「橋口たかしのブログ」が出現。擁護文は再掲載なく、「すでにネットで検索すればあると思いますので拾えるかたは拾ってください」としている。

06/08 上記「橋口たかしのブログ」に「酒井君へ」のタイトルでコメント。

06/08 新條まゆ、自身のブログ「まゆたんブログ」で今回の件に関して自身の体験談を告白。

06/09 雷句誠、少年サンデー編集部へ「橋口たかしのブログ」が本人によるものかを確認。

06/09 上記「橋口たかしのブログ」、閉鎖。

今ここ。

ただし、「橋口たかしのブログ」に関しては、橋口たかしを名乗っているだけで、本人である証拠が現状無く、別の誰かによるものである可能性もあります。そのあたりがはっきりするまでは、その認識を持った上で該当ブログを読まれることをお勧めします。

何か書こうと思ったけど、何を書いたところで、事情もなんも知らない人間が何か書いたところで、ただの戯言かなと思ってしまうのでありました。まぁ、仕事ができることと、人として尊敬できるかということと、人として好きかどうかということは、全然別物だし、世の中、そういうもんですよな。

拾ってきた。

「拾えるかたは拾ってください」と書かれていたので、拾ってきました。

ここから----------------------------------------------------

こんにちは。 小学館週刊少年サンデー連載中「最上の命医」作画担当の漫画家、橋口たかしと申します。

今回、臨時でブログを立ち上げることとなりました。

原因は、「金色のガッシュ」原作者、雷句誠先生による、小学館への訴訟問題です。

訴訟目的は、紛失した原稿に対する損害賠償だとおもわれますが、当人のブログで編集者の個人名を出して、その個々の個人に対しての攻撃的な文面の中でも、噂の域を出ていないにも関わらず中傷的な文章で名誉を毀損するというのは、どう考えてもおかしいです。

その中の一人が、私の担当編集者である「冠茂」ですが、全く関わりのない彼がなぜ誹謗中傷されているのか、全く訳がわかりません。「あまり良い噂を聞かない編集者」という文面がありますが、それはネットでの噂から来てるのか?どうなのかはわかりませんが、私の知るところでは、全くもってそんな人物ではありません。

確かに口は悪いかもしれないですが、優秀な編集者だと私は思っています。またこういうことを書くと「冠茂に無理やりこのブログを書かされているんではないか?」というような勘繰りをする方が出てくるとは思いますが、個人的な「怒り」から、このブログを書いております。

こんな漫画バカな編集者はなかなかいません。我が強いので官僚的な人間たちの中に敵を作りやすい側面は否めませんが、面白い話を作るためだったら寝る間も惜しんで倒れそうになりながらも、決して妥協をしない、そんなバカ野郎です。

喧嘩はしょっちゅうで、殴り合いになりそうなこともシバシバありましたが、それは本気で面白い作品を作ろうとしたうえでの儀式みたいなものですし、それについて来れないくらいだったら漫画家なんか目指すな!!

・・・といいたいです。

他人との接触が苦手で、社会で仕事をしていく自信がないようなヤツが、それをしないで済みそうだから漫画家になりたいと思った。なんてヤツもたまにいますが、お門違いもいいところで、人間を描く仕事なのに人間との接触を拒むようなヤツは、この世界に来るな!といいたいです。

ちょっと話が脱線しました。

以前、雷句誠氏が小学館漫画賞を受賞したとき、当時担当だったかは分かりませんが、金色のガッシュを立ち上げた編集者である畭俊之氏から冠茂に「彼は知り合いの漫画家が少ないから、2次会からでもいいから冠から、私、橋口に参加してもらえないか?」というお願いがあり、それを冠茂から「貴方も漫画家の知り合いが少ないし、そういう彼の立場も理解できると思うので参加してくれないかな?」と頼まれたことがありました。

当然私は快諾して、雷句氏の祝いの席に参加しました。

正直言って、お礼を言われることはあっても中傷されることなど一つもないと思うのですが・・・。全く酷い話です。

次に、編集者 高島雅氏と飯塚洋介氏に関してもそうですが、私が知っている彼らは、物凄く漫画に対して真摯な姿勢を持つ編集者です。高島氏は、いつもニコニコしてて仏みたないな人ですし、漫画製作に対する理論も素晴らしいものを持っています。飯塚氏とは、漫画談義で、涙を流しながら熱く語ったことがあります。そのくらい、漫画に対して真面目な人間たちです。その彼らを貶めるような雷句氏の行動がどうしても解せません。

考えてもみてください。来る編集者来る編集者、ガン飛ばしにきますか普通?転校生が転校先で、なめられるものかと虚勢をはって、「俺は本当は怖いんだぜ」などとクラスの連中に対して威嚇という子供じみた行為を雑誌社で働いてるイイ大人たちがしますか普通?常識的に考えてみてください。小学館は小学校じゃあないんですよ。街中でたまたまチンピラと目が合って「なにガンとばしてんだよ」といきなり言い掛かりをつけられたのは、ある意味編集者側でしょう。小学館漫画賞を取り、アニメ化までした作家は、編集者にとっては、逆に威厳を振りかざしかねない怖い存在なんですよ。

話は変わりますが、よく、漫画内のキャラクターに編集者の名前を借りて銘々したりすることがありますが、高島雅氏の名前を今回拝借しております。私の漫画にとってかなり重要なキャラクターです。

それを、彼の今回の訴訟のせいで、著しく汚されたと考えます。正直言って営業妨害です。

ハッキリ言って、担当する漫画家に、この程度のことで裁判なんか起こされてたら仕事になりませんよ。それこそ、今回の件で編集者が萎縮して、本気での打ち合わせができなくなったらどうしてくれるんですか?!

他の作家さんも、今回の件で仕事がやり辛くなると思います。本当〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜に迷惑してます!!!!

もし、今回の件で私の尊敬する編集者たちが名誉毀損で彼を訴えるというなら、私は証人として立つ準備があります。

追伸>申し訳ありませんが、私は仕事が忙しいのでコメントなどの返答ができかねますので、コメントは拒否させていただきます。

ここまで----------------------------------------------------

[]