ドラクエIXが流行ってますが、それについてふと気がついたことがあります。
ドラクエに限った話じゃないとは思いますからRPGとひとくくりしますが、レベルを表現する際に、
「レベル○○」と表現する人と、
「○○レベル」と表現する人がいることに、いまさらながら気がつきました。
通常、RPG上で表示されるのは前者なので、後者の表現はいったいどこから沸いて出た言葉なのだろう、とふと疑問に思った次第。
ゲームに関して、先に数字が来て接尾語のように言葉が続くもので頭に浮かぶのは、お金の「○○ゴールド」とか、格闘ゲームなどで表示される「○○Hit」とかありますが、それと似たような感覚なのかなぁ。ようは、数字の後に単位が入ってくるケース。1円とか1メートルとか、その手。
よく考えると、何かの対象については、概念やそのものとして表現する言葉と、それを数える際に使用する単位がセットで存在してますね。例えば、「おまえは今までに食ったパンの枚数をおぼえているのか?」に関しても、パンという対象と、それに対応する枚という単位が存在します。もしパンに、枚という単位が存在しなかったら、レベルと同じように「パン1」とか「1パン」とか、人によって異なる呼び方が発生してしまうのかもしれません。
レベルも、そんな感じで明確な単位が存在しないから(あるいはレベルそのものが単位として認識されてしまってる?)から、「レベル○○」「○○レベル」と複数の呼び方が存在しているのかもしれませんが、まぁ、「○○レベル」と表現している人がどういう意図でそう表現しているのかわからないので、あくまでも想像の範囲でしかありません。疑問は疑問のまま。
他に、いつどこで沸いて出たかよくわからない言葉といえば、「越す」かな。最初、聞いたときは何のことを言っているのかわかりませんでした。はじめてその言葉に遭遇したのはここ何年かのことですし、そもそも遭遇したのはネットでのこと。方言が広まったのか、それともネットスラングが広まったのか、世代的なものなのかすら、さっぱりです。
自分の周りでそう表現する人がいませんでしたし、この手の言葉だと基本がクリアで、ボスとか格闘ゲームだと倒すと表現する人はいましたし、古くはアドベンチャーゲームとかパソコンのRPGあたりだと解くと表現することは多々ありました。でも、越すはまったく無いんだよねぇ。
クリアについてはわざわざ説明することでも無いのだけれど、ゲームにおいてなんらかの基準を満たして次の段階へと進む際にゲーム中に表示されたり(STAGE CLEAR !! とか)、インストカードの説明に書かれていたり(○○すると1面クリア!とか)、そんな感じだったので、その言葉が普通に使われていたわけです。解くは、「謎を解く」などから来てる言葉で、昔のパソコン雑誌などでよく使われてた言葉です。倒すは見たまんまだからいいとして。
じゃあ越すってなんなんだって話になるわけですが、あれかな、解くとか倒すと同じように何か限定的な状況下でもともと使われていた言葉なのかな。そういうところから発生して、それがいつの間にか汎用的に……? クリアという言葉がすでに存在するのに汎用的も何もないのだけれど、だからこそさっぱりわからんのです。はい。
たまに、RPGゲームって言う(書く)人がいるけど、その人にとってRPGのGは何のつもりなのだろう。
まぁ、RPGは何の略かは知らずに、アクション、シューティング、シミュレーション、パズル、などと同じ感覚でRPGを使ってる可能性が高いですが。
あとはあれかな。
表現がいろいろ発生してるとか、本来そう読まないのに的なものか、なんでだろう的なもの。
ファイナルファンタジーを省略するときは、「FF」「ファイファン」とか、
1UPを「ワンナップ」「ワンアップ」「いちアップ」とか
スパイVSスパイを「スパイアンドスパイ」と読むとか。
まぁ、スパイVSスパイは、メーカーが悪いんだけどねぇ。