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茨城県東海村にあるJCO東海事業所で臨界事故が発生してから10年になります。
ついこの前のことのように思えますが、早いものです。
→ JCO臨界事故:発生から10年 東海村役場で黙とう - 毎日jp(毎日新聞)
その際、事故の引き金となった作業していた作業員の被爆治療の様子が、「NHKスペシャル 被曝治療83日間の記録 〜東海村臨界事故〜」で放映されました。
さらにそれが岩波書店から単行本「被曝治療83日間の記録―東海村臨界事故」として発売され、新潮社からは文庫「朽ちていった命―被曝治療83日間の記録」も発売されました。
ちなみにこの本に関しては、ググったりするといろいろな人の感想を読んだり、こちらのサイトから、「□読書のページ」→「被爆治療83日間の記録」で本書のさわりが読めます。
アメリカのスリーマイル島、旧ソ連のチェルノブイリとあわせて、日本の東海村JCO臨界事故は忘れちゃいけない事故だと思います。
もっとも、事故被害の悲惨さや、管理や作業のずさんさばかりが目立ちますが、一番大切なのは同じような過ちを起こさないことと、そのために何ができるのか何をすべきなのかを考え、実行にうつし、そしてそれをさらにより良いものに改善していくことですよな。理想論としては。
しかしまぁ、あんな状況でよく作業したよなぁと思うし、そうせざるを得ない状況を作り出した人たちも何考えてるんだと思うけど、よく考えてみると事故や死者が出ないってだけで、さまざまな業種で似たようなことやってるんじゃないかな。