6/20(日)。
三省堂の神保町本店で行われた「松本零士先生トークショー&サイン会」に行ってきました。
座席は先着順というので10時過ぎに三省堂に行ってみたものの、会場へは13時にならないと入れず、エレベーターも会場のある階まで行けないようになってました。
このまま3時間近く待っていても仕方ないので、いったん秋葉原へ行きまして、DQMジョーカー2のすれ違いバトルで時間潰しして12時半に戻ってきました。
13時開場となりまして、エレベーターで8階まで上がりますと、もうすでに10人くらい座ってる。早いなぁ。6階からエレベーターで先にあがった人たちかな。入り口で「銀のコーシカ」の支払いをしまして、整理券をもらって整理券に書かれている番号の座席に座りました。
そして1時間待ちまして、トークショー開始。
質問時間含めて30分ほどのトークですが、ピックアップしてメモしたものを書いておきます。
松本先生は松、司会は司と書いておきます。
松:まさかカラーで出版されるとは思いませんでした。
司:コーシカの名前の由来について
松;
京橋のたもと、テアトルで映画を見た帰りに有楽町まで歩いて行って
京橋の近くの飲み屋街でコーシカという店があったんです。
店のオバちゃんにコーシカって何だって聞いたら、オバちゃんが
子猫よ、と。
それで、これはいつか使おう、と思ったわけです。
ナウシカというのも考えたけど、宮崎さんに先にやられちゃいました。
うらんではいないですよ。
宮崎さんも、ガンダムもそう、とても頑張ってくれている。
誰かががんばってくれないと業界が成り立たない。
業界が盛り上がってくれれば、いつか舞台が回ってきますから。
応援こそすれ、足を引っ張ることはしちゃいけません。
司:羽黒妖について
松:羽黒妖は妖精のようなものです。羽は見えませんが。
松:ヒミコは私と弟の共同設計です。
私がデザインして、弟に「沈まんように直してくれ」と頼んで。
それで直されてきたのを少しいじって、デザインを先方に渡しました。
司:操縦席にレイジメーターが?
松:
無いです。
他の船にはあります。
なんであるんだと聞いたら、
「だって見て育ったんだから仕方ない」
って言われました。
Q&A その1 先生の思い入れの深い女性キャラは?
松:
森雪、スターシア、メーテル、羽黒妖です。他にもいますが。
普段は神々しくて、やさしくて、いざとなれば、怖い。
男尊女卑ってわけじゃなくて、外では男をたてて、
家の中ではその限りではない、そういう女性が同級生にいて、
名前はともかくね、
そういう女性の性格が結構反映されてます。
Q&A その2
先日のはやぶさの帰還で感動しました。沖田艦長のセリフを思い出しました。
ヤマト、999、いろいろありますが、もし一番最初に出来るとしたら、何が出来ると思いますか。
松:
宇宙貨物船。
最終的に宇宙列車。
はやぶさはイトカワまで行って帰ってきたのはすごい。
Q&A その3 デジタルを使った作品が多くなってますが、先生は作品作りに何か影響はありますか
松:
以前から、ニーベルングの指輪からやってますが、
世界が広いと思い知りました。
どの国の人が見ても、不愉快にならないように、
宗教、信条には気をつけないと。
自分の信条は曲げませんが。
それと、全世界がライバルです。
みな切磋琢磨して、よりすばらしいものができる。
それは楽しい。
30分ほどのトークショーが終わり、その後にサイン会のための抽選会が行われました。
箱の中に入れられた三角クジを引いていく形式で、クジに書かれている整理券番号で当選者が決まります。
各シリアルナンバーごとにクジが引かれ、当選番号は以下のとおり。
左:シリアルナンバー/右:当選番号
001 61
002 74
003 65
004 102
005 85
006 46
007 109
008 58
009 37
010 50
100 43
111 48
200 105
222 72
300 30
333 69
400 111
444 86
500 29
555 98
600 90
666 106
700 103
777 49
800 112
888 57
900 13
999 45
当選番号が偏ってる感じがしたので、整理券番号10番ごとに当選番号をまとめてみました。
001-010:
011-020: 013
021-030: 029 030
031-040: 037
041-050: 043 045 046 048 049 050
051-060: 057 058
061-070: 061 065 069
071-080: 072 074
081-090: 085 086 090
091-100: 098
101-110: 102 103 105 106 109
111-120: 111 112
121-???:
とりあえずわかったこと。
・40番台の人は大当たりということ。
・一桁の人は大ハズレということ。
・定員が100名じゃなかったこと。
今回の参加者は120人ほどだったようです。
別に増やすなとは言わないけど、参加人数を2割増やしたなら、その分、記念になるシリアルナンバーも2割増やせばいいのにと思ったり。
99とか。
抽選会後にサイン会が開始。
まず、特別なシリアルナンバーの人からサインがはじまり、その後は整理券番号順にサインが行われました。
サインは本の裏表紙をめくったところに描かれ、さらに宛名とコーシカのイラストも。
サイン会がはじまって2時間ほど経過したところまで現地にいましたが、その時点でまだ半分程度。当日はustreamを使ってライブ中継もしていたようですが、18時前には中継が終わったようですが、サイン会はまだ続いていたそうです。かなり長時間のサイン会となってしまったようです。松本先生、本当にお疲れ様です。
なお、三省堂神保町本店には、サイン色紙が置かれてます。