2012/4/17(火)。
北海道県警が、ビックリマンシール約2500枚をコレクター仲間から盗んだとして、札幌市豊平区、無職、三浦隆志容疑者(34)を逮捕。コレクターである知人宅へ侵入し窃盗後、オークション等で販売していたとのこと。
…というニュースがあった。
事件のあらまし。
・北海道のコレクター(容疑者)は生活費に困っていた
・北海道のコレクター(容疑者)は自らのコレクションを売り生活費にあてていたが底をついた
・北海道のコレクター(容疑者)が、コレクター仲間(被害者)の所有する「ビックリマンシール」約2500枚を窃盗
・盗んだシールの中には1枚10万円ほどするレアものが含まれていた
・盗んだシールのうち、1200枚ほどをオークションや専門店に売るなどして約50万円を得た
・得た金は生活費にあてていた
天災が原因だったり、自分の意思で処分する分には、自分自身の中で割り切れるものの、他人(たとえ家族であっても)の手によって勝手に処分されたとか、盗まれたとかというのは精神的なダメージは計り知れない。ましてや、それがコレクターの手によるものなら……。
コレクターにとってのコレクションがどれほどのものかというのはコレクターならば理解できるはず。集めるという行為がその人にとってどういうことか、集めた物がその人にとってどういう存在かというのは、たとえコレクション対象が異なっていたとしても、根底にあるものは同じであるだろうから。他人のコレクションに手を出すという、コレクターにとって最も忌むべき行為の1つだろうに、この容疑者はコレクターにとって越えちゃいけない一線を越えてしまった。
経理が会社の金に手を出す。
小学校の先生が児童に手を出す。
警察官が犯罪を犯す。
自衛隊が日本国に対して戦争する。
…と同じレベル。
人間、落ちるところまで落ちるとこうなるのかねぇ。
……というか、人のコレクションに手を出す前に、働けよ……と思った。