13年以上前に製造された、古い形式のナショナルFF式石油暖房機を探しています。屋外に給排気筒のあるタイプで、ごらんの品番の製品の引き取りや点検修理を行っています。未点検のままご使用になりますと、万一の場合死亡事故に至るおそれがあります。
…というCMが大量にオンエアされてますね。たぶんナショナルが本来いろいろなCMを流す枠を使って、あのCMだけを流しているがゆえに、あっちでもFF式こっちでもFF式なCMになっているのだと思いますが、
ナショナルのサイトでもこんな状態です。
なんでこんな必死なことになってるんだろうと思ったら、このストーブで事故が起こるってことで部品交換対応してるうちに事故が起こって、さらに交換したものでも事故が起こって……という流れで今回のことに至ってるらしい。どうでもいいことですが、リンク先、赤くして目立たせたいのはわかりますが、赤だらけで無意味です。まるでテストに出そうなところを赤で線を引いていったら、教科書が線だらけになってどこが重要だかよくわからなくなった中学生みたいな状態です。
それにしても、あのCMを一番最初に見たときにですね、思ったんですよ。あのストーブの絵を見て。
「これ、給排気筒がつまったら、一酸化炭素中毒で面白いくらいに死ねるんじゃないか?」
って。
でも当時、あれを喜んで買った人もいるわけだし、ナショナル自体も自信を持って世に送り出したわけですよね。いや、なんというか、誰もそういうことを思わなかったのかなぁ……なんてね。私でさえ、ほんの15秒やら30秒やらのCMを見ただけでそんな想像ができるわけですから、
たぶんね、新品の状態だったら、あまり考えないかもしれません。当然、給排気筒が詰まらないような極秘の工夫くらいしてるでしょうから。でも製品のすべてが完全にできているわけではなく、初期不良率だって0じゃない。それに当然古くなれば最初にガタがくるのはどこかって話ですよ。
まぁ、いちいち換気しなくて済みそうな品物ですから、そこに着目して興味を持った顧客もいるでしょう。あのストーブでいくら儲けたのかは知りませんが、儲けた以上の広告宣伝費を使っているような気がしないでもない今日この頃です。
そんなCMですが、最近、さらにへりくだった感じで、もう後がないくらいの勢いの文言になってますね。
でもあれですね、ナショナルのストーブだからって全然関係ない品番のストーブを引き取ってもらおうとして断られて、勝手にぶち切れる人が出てくるかもしれないですね。いや、もういるのかもしれないけど。