9/22(土)、東京ゲームショウに行ってきました。
6時半ごろに列に並びましたが、さすがにこの時間だと会場裏手のだいぶ前のほうに並べます。
ビジネスデー初日の夜、ワールドビジネスサテライト(だったかな?)でゲームショウのことを報じていたのだけれども、その中でレベルファイブブースでの無料DSソフト配布をだいぶ強調してたのが気になった。もともとゲームショウ以前に行われたレベルファイブの発表会で、ゲームショウで無料ソフトを配布するとかなり豪語していたことに加え、この手のイベントで任天堂ハード用の無料ソフトを配布するということ自体がかなり異例なことであり、さらにビジネスデーであるにも関わらず開場早々に90分待ちの列ができるという状況で、ニュースで取り上げるにはちょうど面白い題材だったのだろうと思う (レベルファイブ側のてこ入れもあったのだろうが)。それもあって、ビジネスデーでさえこのような状況で、しかもテレビでこういう煽り方をすると、人が余計にブースに殺到しそうだという懸念がありまして、ちょっとイヤな予感もあり、いつもより早めに並んでみた次第。
→ 参考:レベルファイブ、発表会「LEVEL5 VISION 2007」で新作2タイトルを明らかに。「レイトン教授と悪魔の箱」はストーリーに関係した新しい謎を多数収録
→ 参考:『レイトン教授』実写映画化!TGSでDSソフト無料配布!!/ゲーム情報ポータル:ジーパラドットコム
今回時間潰し用に持っていったものは、NDSLite、PSP(旧&新)の3台。ソフトのほうは、DSはDQMJ(※1)とグラディウスジェネレーション、PSPはワンセグチューナー(※2)、スーパー99(※3)、PSソフト(※4)が3本ほどあるので、途中で何かに飽きても十分すぎるほどの品だと思います。
※1 ドラゴンクエストモンスターズジョーカー。昨年末に発売されたが、いまだにプレイしてる。
※2 先日発売されたばかりの新型PSP用のワンセグチューナー。土曜なので、ブルードラゴンが見たかったというだけの理由で持っていった。
※3 サブマリンスーパー99.松本零士原作のアニメでDVDの他にUMD版も発売されている。
※4 カスタムファームウェア導入後のPSソフト起動実験時に入れた、コスモウォーリアー零やドラクエ4、悪魔城年代記がメモステに入ってる。
9時半開場。なお、ゲームショウは10時開場と案内していますが、人が多く並ぶこともあり、9時半開場が慣例となっています。
さっそくレベルファイブブースに並ぶも、私が並んだ9時40分時点で、90分待ちの案内が出ている始末。imodeで2chのゲームショウスレッドをチェックして他ブースの様子をチェックしながら待つ。それによるとスクウェア・エニックスの物販では限定で販売していたFF11のグッズが開場10分でかけつけても買えなかった人が出たらしい。その後オークションで3万4万で取引されるという、あきらかに転売目的の人が多数押し寄せたんじゃないかと思われる状況だったようです。
さらにスクウェアエニックスブースにあるクローズドシアターでは、10時ごろに当日分の整理券をすべて配布完了してしまったとのこと。スクエニのクローズドシアターは毎度盛況ですねぇ。今回は整理券配布にしてるから延々と並ばずに済むのが良いところである反面、早々に入場不能がわかりがっかりではありますが……。
肝心のレベルファイブブースはというと、やはりどんどん人が集まってきているようで2chスレッドでの待ち時間報告の数字がどんどんあがっていってました。結局最終的に270分待ちで入場制限がかかるというところまで到達し、さらに入場制限解除待ちの人がうろつくという始末だった模様。
私は結局10時50分からの回に入ることができました。
中ではステージとイスが置かれており、イスに座るようになっていました。確か3人がけ×5個×5〜6列だったと思います。後ろを向くとすでに大量の人が立っていてその後ろに何があるのか確認すらできないのですが、後から聞くところによると試遊台があったようです。それすらわからない状態になるまで人を入れるということは、想定していたよりも多い人数を入れていたのではないかと想像できます。
イベント自体は、外のモニターでも流されている映像を見て、途中に出されるクイズの答えを紙に書き、イベントが終わったら出口で係員に渡してソフトとストラップをもらう、という簡素なもの。物を配る、ということを除けば、イベントとしてははっきりいって意味のないものでした。試遊させたいならわざわざイベント形式にする必要ないですし。ただ単に物配って話題づくりしたいだけなんじゃないか、という感じでした。
仕事場の後輩がレイトンやってるんで、もう1個もらってこようかなと並ぼうとするも入場規制中のため諦めて他のブースへ。
とりあえず近くだったスクエニブースに行き、NDS版ドラクエ4の試遊を…と思ったら、2時間待ちの状態。たとえばこれがドラクエ9だったら迷わず並んだだろうけど、リメイクのドラクエ4なので後回しに。
今回最大の目的であるナイツを試遊すべく、セガブースへと向かいつつ、途中のブースもチェックするも、気になるタイトルが軒並み2時間3時間待ち状態でだんだん萎えてくる。そしてセガブースに行くと、ナイツは3時間待ちというステキな状態。出来と操作感覚を確かめたかっただけなのですが、さすがに3時間待ちはねぇよと思い、試遊は断念。ぶっちゃけ、ナイツのトートバッグなんていらないから試遊させてくれよと思うわけですが、まぁ、仕方ないですな。
その後は比較的空いてそうなブースを眺めながら、テクモブースでNDS版ニンジャガイデンをプレイしてみたり、カプコンブースでデビルメイクライ4をプレイしてみたり(といても1時間待たされたけど)。デビルメイクライシリーズははじめてプレイしましたが、なかなか面白いですな。
DMC4待ちの1時間の間に2chのゲームショウスレッドを見ていたら、レベルファイブブースで異変が起こったらしく、ものすごい気になったのでDMC4プレイ後にレベルファイブブースに行くと、電気が消されてブース終了状態に。システムトラブルのためブース中断という情報と混雑による混乱を避けるために中断という情報が錯綜する中、再開のメドはたたずという状況にも関わらず再開待ちの列ができているという関係者泣かせの状況にもなっていました。
とりあえず状況は確認できたのでもう1度他のブースへ赴き、バンダイナムコブースでガンダム系のステージを見たりしてました。森口博子が出てきて歌ってたのが印象的です。思い出したようにスクエニブースに向かってドラクエ4をやろうと思うも、配布物がすでに終了していたので無理にプレイせんでもいいかなとさらに諦め。15時すぎくらいでしたかねぇ、帰るついでにレベルファイブブースの様子を見に行ったら、ブースは依然として休業状態のまま、ブースの周囲を再開待ちの人が囲んでいるという異様な状態でした。ホントに、ブースをぐるりと囲むように人が並んでいて、異様でした…。あの中に転売屋さんがどれだけ混じってるんだろうと思うとやるせないですね。
今回いろんなブースに行ってもらってきたもので現存してる一部がこれ。
他は読んだりした後に捨てたり会社の人にあげちゃいました。
いやぁ、それにしてもここ数年は人多すぎです。もともと人は多めですが、年1回になったあたりから余計にそれを感じるようになりました。イベントとしてはすでに飽和状態ではないかと思います。そもそもこのゲームショウで何をやりたいのか、というのが薄れてるような気がしないでもなく、ただ単にゲームという題材を使った祭りがやりたいだけのように思えてくるんですよね。
本来なら見て触ってもらうのが目的のはずなのだろうけど、それすらままならないという状況は主催側はどう思ってるのかなぁと思います。まぁ、イベントの本来の形はビジネスデーであって、一般向けはオマケみたいなものなのでこれはこれでいいのかもしれませんが……。
さて今回大ポカやらかしたレベルファイブですが、さすがにここまで酷いことになるとは思いませんでしたが、「人が集まりすぎて配布ができなくなるのではないか」というイヤな予感はしてました。ようは、イベント回数は限られているわけで、遅めにブースに行けば最大キャパに到達してしまう可能性を危惧してました。それもあって今回は早めに会場入りしたわけですが、結果的にそれが正解だったようです。
→ 参考:脅威の270分待ち! レベルファイブブースは入場規制! / ファミ通.com
→ 参考:来場者が多すぎた!Level5ブース運営中断!再開できず!/ゲーム情報ポータル:ジーパラドットコム
今回のレベルファイブのイベントは、
・10時から30分ごとに行うイベントに参加した人全員に無料DSソフトを配布する (最終16時半)
・無料ソフトの仕様は以下の通り
「LEVEL5 PREMIUM SILVER」
−イナズマイレブン体験版Ver1.0
−レイトン教授とロンドンの休日 (オリジナルミニストーリー)
テレビで伝えているのは、イベント参加者全員に配布、の部分のみなのできちんとした情報を知らない人には、ブースに行けばもらえる、と勘違いされかねない。それに加え、ブースの上で回っている看板に「無料ソフト配布中」との文句もあり、入り口から近い位置にブースがあることもあり、イヤでも人が集まってくる。そういうことは簡単に予想できると思うんですけどね。
他のメーカーは周囲に試遊台などを配置してブース周囲に無駄に人が並ぶことができない状況を作りだしているのに対し、レベルファイブは周囲に何も配置せず、人の列をそこに作ることもしないために、入場規制であぶれてしまった人たちが勝手に並ぶには都合のよい場所を作り出してしまったために余計に人が集まりやすくなってる。列ができていれば、よくわからないけど並ぶ人も出てくる。もともと正規の列じゃないから係が制御するでもなく列がのびていく始末。正規に並ばせるにしても、ブース周囲を囲むように並ばせるようにして整理員をある程度用意してそれ以上人がたむろしないようにしておけばまだ良かったかもしれないのに、それをせず要員を最小限に抑えることができる並ばせ方、ブース構成を選んだのはいかがなものかと。翌日は整理券を配布することで回避できたようだですが、ビジネスデーの状況を見て一般初日からその対応ができなかったのはレベルファイブの失態といえます。あるいは、わかってワザとやってたのか。
→ 参考:【ブースリポート】20分で整理券の配布が終了! レベルファイブブース / ファミ通.com
いずれにせよレベルファイブに関しては、次回のブース参加や配布物に関して規制が入るかもしれないですねぇ。
レベルファイブ公式サイトにお詫びが掲載され (右下のあたり)、今回のブース中止の原因は「来場者多数による混乱によって、システム障害が発生」としているものの、原因は「来場者多数により用意したソフトが足らなくなった」のが真相ではないかと予想しています。
→ 参考:株式会社レベルファイブ
そもそもですな、イベント開催概要からすれば最大で配布できる数というのが事前に簡単に計算できるわけでそれをもって発注をかけているはず。ようは、
1回の人数×イベント回数×日数
が配布できる最大数となるわけで、1回の参加人数を想定していた数をこえないようにしなければならないわけです。じゃあ、当日どうなっていたかというと、席に座ることの出来る人数は決まっていました。さらに後ろに大量の人を立たせていました。問題はこの立たせていた人の数。本来なら後ろは試遊台があるのでそこに人が立っていたとしても多少程度であるべきだと思うわけですが、席側から試遊台すら確認できないようなほどの数がそこに立っていれば、いくらなんでもそれは想定した人数ではないだろう?と思うわけです。
結局私が入った回ではおそらく座っていた人立っていた人あわせて150〜200人くらいの人がいたのではないかと思います。もっといたかもしれないですね。おそらく適正な人数は座ってる人80人+立ち見20人で合計100人くらいだと思うので本来の倍近い数の人が中にいたのではないか、と。そう考えると、1日14回行うべき回数の半分しかこなせなくなるわけで、13時ごろ開始の7回目のイベントで当日分の配布がおわってしまうことになります。で、実際にブース運営が13時30分で中断してる。わざとピッタリ合うように計算したわけでなく概算ですけど、自分でもびっくりするくらいピッタリすぎて怖いですよ。偶然とは思えないくらいに。
Ω<つまりそういうことだったんだよ!
Ω ΩΩ<なんだってー
まぁ、単なる想像ですけどね。
今回の「LEVEL5 PREMIUM SILVER」はイナズマイレブンの体験版だけではなく、「レイトン教授とロンドンの休日」が収録されているので、位置づけとしては体験版ではなく非売品ソフトとなります。ミニゲームとはいえ正規のゲームとなるので、パッケージ化されているとなればNDSコレクター(がいるかどうか知りませんが)にとっては手に入れないと気がすまない存在なのではないかなぁと思います。
今回入手したであろう人たち
・レイトンが好きな人
・イナズマイレブンが気になる人
・コレクター
・よくわからないけどくれるものは貰う人
・転売屋