ツッコミ日記 Encylopedia

ヤッターマンは本当に放送回数が少ないのか

2008年1月からヤッターマンがアニメ化されたのはいいのだけれど、休止が多くてとんでもねぇな！という状況にやきもきしてる人もいたりいなかったり。私自身も結界師の頃から、「ルパン三世 PartIIIと同じことになってきてるなぁ」なんてことを思っておりました。

プライムタイムに放送する以上、番組改変期である期末・期首の特番放送で休止するのは仕方ないし、ましてや視聴率を稼げるプロ野球中継が大好きな日テレですから、余計に休止が多くなるのは仕方ない……にも関わらず、なぜか休止が多いと感じてしまうのはなんとも不思議なわけで、本当に少ないのかどうなのか、そのあたりが気になってヤッターマンの放送状況を調べてみました。

一番下がとんでもないことになってますが、それは後ほど。

1年52週ある中で1年かけて放送できたのが28回＋2回。残りの22回分の内訳はこんな感じ。

特番…10回

スポーツ中継…6回

名探偵コナン…6回

コナンのほうが4回ほど放送回数が多い。さほどの差ではないように感じるが、特番による休止がだいたい2週前後になるように1時間SPが配置されており放送回数が少ないと感じさせない工夫が（結果的に）してある。対しヤッターマンは休止期間が長くなってしまい、放送されないという印象が強く植えつけられる結果となった。

コナンを放送できるならヤッターマンも放送すればいいじゃないかと思うのは視聴者側の思うところではありますが、視聴率を見ると同時間帯の他局裏番組に視聴者を取られており、2桁に到達できないという局側にとって悩ましい状態となっている（ただしアニメのみの視聴率ランキングでは決して悪い結果ではない（このへんとかこのへん参照）。プライムタイム的には芳しくないが。昔の数字とか見るともうね、アニメだめかもねって思われても仕方ない）。

そのイマイチな数字でも、“コナン＞＞ヤッターマン”となっているので、少しでも数字を稼ぎたいと思えば、ヤッターマンを放送するよりも1時間コナンを放送したほうが……と考えてもおかしくないわけで、上のような放送状況になっているのもそういう理由からなのかな、と勝手に想像したりしてみました。

今回の話とは関係ないけど、銀河鉄道物語 永遠への分岐点 の平均視聴率は約1.2%くらいでその30分前のコードギアスが約2%くらいだったらしい。

さらに追い討ちをかけるように月曜19時のアニメ枠が消滅する。ヤッターマンは映画公開直後、コナンは映画公開直前だというのに……。

→ 日テレも平日ゴールデン帯にニュース番組（芸能） ― スポニチ Sponichi Annex ニュース

消滅するのは月曜だけではないがおそらく他の曜日のバラエティ番組は人気のものを20時台に移動するのだろうと思う。問題はアニメ7枠の処遇。コナンはおそらく枠の移動で済むだろうけど、ヤッターマンがどうなるかわかったものじゃない。そのまま番組が終了ということも考えられる。枠が移動するにしても、以前、結界師が深夜帯に移動したことがあったが、コナンをそちらに移動するとは思えないし、ヤッターマンはメインの年齢層が低いから深夜は考えづらい。あとは夕方枠と週末の午前・夕方くらいか。さてどうなることやら。

そういえばヤッターマンってメカの登場ペースが昔と似ているのな。たとえばヤッターペリカンは昔は14話で登場して、リメイクも14話で登場してる。ヤッターアンコウは昔は27話で登場し、リメイクは25話で登場してる。ただ、ヤッターよこづなに関しては昔は91話で登場したけど、リメイクは27話、しかもご先祖様が作ったものとして過去の世界で登場している。今後番組がどうなるのかというのもあるけれど、仮に続くのであればヤッターワンはいずれヤッターキングに改造されてタカラトミー的にはうれしい展開になるのだろうな……と思いつつ、ヤッターマンを見守る今日この頃であります。