学歴って所詮、スタートラインに立つための道具でしかないんだよね(学閥があれば別だけど)。スタートラインに立ったら、あとは本人の実績次第。まぁ、スタートライン以降は中学進学でも高校進学でも大学進学でも同じですけどね。
ただ、採用する側からしたら有象無象を入れるわけにもいかないから、ある程度のふるいにはかけないとならない。全員面接するわけにもいかないから、書類選考してスペシャルマンやカナディアンマンのような弱小超人には参戦をご遠慮願うわけですな。スタートラインにさえ立てない。これがどの程度の企業で行われてるかは知らないけど、実際にやってるところはあるから、都市伝説でもなんでもない。他にふるいにかけるより良い手段がない限り、結局のところ新卒採用は学歴に左右されてしまう。
履歴書(学歴)と成績証明書でその人の何がわかるんだ!!
と怒る人もいるだろうけど、最高水準の可能性と最低水準の確保はできる。あとは正規分布に従うことを期待して、ある一定ラインの水準を見込むわけだ。その後さらにふるいにかけていらない人を落としていくわけですな。
どこの大学を出たかではなくて、大学で何をしてきたかということを本来評価してあげないといけないんだろうけど、そのあたりが出てくるのは面接だし、いわゆる文系として分類されてる学部だとどの程度参考にしてるかさっぱりわからない。仕事だったら業務経歴書ってのがあるからいいんだけどね。
昔は学歴がかなり重視されていたようで、それこそいい大学を出ればいい会社に入れて云々となっていたかもしれませんが、今は大学進学率も高いですし大卒ってのも普通のことになってしまってる。それまで優秀とされてきた人たちが増えてきてしまってるってのは、採用人数が学生より少なければ、大卒であろうとも希望する仕事に就けないってことになる。そういう意味では、今の社会は努力すればそれに見合うだけの良い結果が得られるとは限らない。だからと言って、努力しないと、泥沼にはまって抜け出せなくなるのですけれども。