9/29(木)。
ニンテンドー3DSの発売日、価格、詳細な機能が発表された。
2011年2月26日(土)、25000円。
発売が来年になったことや、価格に落胆する人もいたようだ。
3D用の液晶画面や機能の上がったチップもあるし、現行機の価格を考えると22000円〜25000円くらいを想定していたので、個人的には想定の範囲内。
発売日はギリギリのところを狙ってきた感がある。理由として任天堂はサードパーティのソフトウェア充実と、ハードウェア確保のためとしている。あくまで個人的な意見ではありますが、ハードウェアを売るのに3月下旬では機会損失が大きく、1ヶ月は余裕が欲しいところ。その上で給与が出た直後という2月26日を選んでいるあたりは、狙いすぎ感があるような気がする。ま、たまたまかもしれませんけどね。
ただ、任天堂としても苦渋の決断と言えるのではないか。
どう考えても年末商戦にぶち込んだほうが儲かる。
12月上旬や11月下旬なら、11月の給料、ボーナス、クリスマス、お年玉と、一年の間で最大と言ってもいいくらい支出の機会がやたらと多い。
……なんてなことは、おそらく言い尽くされていることだろうから、もうどうでもいいことですな。
個人的に楽しみなのは、「すれ違い通信」の強化。
DSは仕様上、使用ソフトのみすれ違い通信ができるものだったが、3DSは遊んだことのあるソフトならすべてすれ違い通信の対象となる。これが実にいい。DSのすれ違いだと、旬を過ぎたゲームのすれ違い通信が壊滅的に成立しづらいという問題点があった。そりゃ、何年も前のソフトをDSに挿してすれ違い通信にしている人がどんだけいるかと考えれば、この大都会東京ですら滅多に出会えないレベルだ。もし出会えればラッキーもいいところだろう。ところが3DSなら、数年前のゲームでも、すれ違える可能性が十分にある。
気になる点は、通信の性能はどうなのかということ。
DSでは周囲に大量のDSがあると、通信効率が異常に悪くなる (周囲の通信に反応してしまうために処理がおいつかなくなるからだろうか)。3DSは当然通信の機会も多くなるので、そのあたりがどう改善されているのかが見ものだ。
それと同時に、バッテリーの心配もある。
それから、すれ違いは何件くらいいけるのか。これはソフトウェア側の仕様と関係するかもしれないが、1回のすれ違いで1件のみとかだと面倒で仕方ない。DQ9は3件だったが、それですら面倒で仕方なかった。このあたりもどう改善されているのかが期待の1つでもある。