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ツッコミ日記 Encylopedia


[マンガ] FMレコパル レコパル・ライブ・コミック [長年日記]

2006年06月25日 21:58更新

FMレコパル レコパル・ライブ・コミック

先日Yahooオークションで出品されていたFMレコパル102冊セットを落札しまして、それが11日に届きました。

FMレコパルはFMラジオとそれに関連するアーティスト、AV機器の情報が掲載されたFM雑誌で、1974年に創刊され、その後レコパルと誌名を変更したものの、1995年に休刊した雑誌です。注目すべきは創刊号から連載されていた「レコパル・ライブ・コミック」シリーズで、古今東西の音楽家等をテーマに数多くの漫画家によって漫画が作られていました。いざ手にとって読んでみると作家陣もテーマも豪華すぎて「すげぇ」の一言。情報として知ってはいても、現物を眺めると何か実感として感じられるものがあります。

ただこの「レコパル・ライブ・コミック」シリーズにとって残念なことは、単行本が少なく3冊まで出たところで打ち止めになってしまったこと。これがすごくもったいないのです。作品数自体は200を超えるはずで、まともに出したら単行本が20冊くらい出せるはずですが、結局発売されたのは第1集の「不滅のアレグレット」(松本零士)、第2集「ブリッジ (橋)」(石森章太郎)、第3集「ワイアード」(ジョージ秋山、政岡としや、長谷川法世)のみ。その収録は以下の通り。

「不滅のアレグレット」

・HERBERT VON KARAJAN ヘルベルト・フォン・カラヤン

・不滅のアレグレット フルトベングラ

・消えない音 フリッツ・クライスラ

・ディヌ・リバッティ 海螢

・ダビッド・オイストラフ バイオリンの切れた弦

・シャルル・ミュンシュ SP78回転の青春

・ヘンリク・シェリング アステカの輝く星

・デニス・ブレインの生涯 無限の走路

・エルネスト・アンセルメ 不死身のウイリアム・テル

・モーリス・アンドレ 裸と酒のトランペッタ

・シュバイツァーの偉大な生涯 ジャングルのフーガ

・BRUNO WALTER -猫とプレーヤーの偉大な生涯の物語

「ブリッジ (橋)」

・冬の鳥 −チャーリー・パーカー物語−

・ラッパを愛した男 ルイ・アームストロング

・MUSIC IS MY MISTRES デューク・エリントン物語

・Herbie Hancock RETROSPECT ハービー・ハンコックの追想

・クレージー・アルト 革命児オーネット・コールマン

・…演奏が終わってしまうや音は空中に消え去ってしまい二度と捉えることができない… エリック・ドルフィー

・Ugly Duck Coming Home He Became To Swan!! LEE OSKAR

・マヘリア・ジャクソン 聖夜

・マイルス・デービス

・ソニー・ロリンズ

・ダニー・ハザウェイ

・セロニアス・モンクス

「ワイアード」

ジョージ秋山

・死霊悪霊乱れ舞い ローリング・ストーンズ血の河を渡る

・ありがとう マービン・ゲイ

・俺の武器はエアロスミス

・私の孤独 ジョルジュ・ムスタキ

政岡としや

・イーグルス in Hotel California

・ボブ・マーリー

・オーティス・レディング

・赤い国のエルトン・ジョン

長谷川法世

・紫の煙 ジミ・ヘンドリックス

・星の女番馳せ参じます スージー・クアトロ

・金縛り(ワイアード) ジェフ・ベック

・A Star Comes Alive ピーター・フランプトンの復活

・明日へのキック・オフ(ロッド・スチュワート)

これらの単行本は古本屋で入手できるからまだいいですが、それ以外の作品は雑誌を入手しないと読めないいわゆる未収録。これが惜しくて仕方ない。いつか全部まとまって刊行されることを願いつつ、日記を書いた勢いで復刊ドットコムにて復刊リクエスト「レコパル・ライブ・コミック未収録作品の単行本化」を提案してみました。興味あったら投票してみてください。

話を最初に戻すと、FMレコパルを102冊入手したのはいいのですが、自分が欲しいのは松本零士が関係しているもの。マンガが掲載されている号は既知として、問題はインタビューであるとかコラムであるとか、そういうものを見逃さないようにしないといけない。加えて、いらないものを処分しないといけないので、オークションに出すための準備もする必要がある。そんなわけで届いたFMレコパルを「松本零士はいねがー」な感じに1冊1冊1ページずつチェックし、基本情報として掲載されている作家と作品名をチェックし、かつ表紙・扉・目次の3枚の画像を取得しているうちに日曜が終わり、翌月曜も仕事が終わった後にチェックしたものを整理して画像の調整とかしているうちに気が付けば火曜。まさかこんなに時間かかるとは思わなかった……。

コメント(3) [コメントを投稿する]
_ ぶんろっく。 2006年06月20日 00:59

早速賛同してきましたよ。<br>しかしまぁ102冊とは思い切ったことをされましたね。<br>それもこれも単行本化のためのデータベース作成のためということでしょうか。頭が下がります。<br><br>ちなみに私は『不滅のアレグレット』の完全版ということで「たのみこむ」で発案させてもらってます。ご参考までに。<br>http://www.tanomi.com/metoo/naiyou.html?kid=37467

_ 13号 2006年06月25日 21:55

いや、実はそもそもただ単に松本先生分だけが欲しかった……というだけだったりします。102冊は半端じゃない量なのですが、いらない分はオークションで格安で出せば大丈夫かな、って。<br>個人的な興味+出品用に掲載作品のチェックをしつつ、読みふけってみたりしましたが、読み進めていくうちに「なんでこれ単行本にしないかな……」と思ったんですよ。それが発案のきっかけです。

_ 13号 2006年06月25日 21:58

そういえば石ノ森全集で石ノ森分のライブコミックが全3冊で出る予定になってますよね。これも発案のきっかけの1つですかねぇ。「やろうと思えば出せるじゃない」って思って。

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