トップ «セシルの日記 8 メイン セシルの日記 10» 編集

ツッコミ日記 Encylopedia


[FF] セシルの日記 9 [長年日記]

2008年01月23日 22:27更新

セシルの日記 9

トロイアは女性ばかりの国だ。実に(いい意味で)けしからん国だな。ヤンも何やら興奮気味だ。ちょっと待て、お前結婚してるだろ。言いつけるぞ。

かたっぱしから声をかけてみるが、いまいち反応が悪い。よそ者だからか。確かにこちらは男ばかりだ。はたから見れば飢えてるようにしか見えないか。パラディンの俺だけならうまくいくんだろうけど。しかし悪い話だけでは無かった。死んだと思われていたギルバートが生きていたのだ。ファブールからバロンに向かっている途中で遭難したのに、なんでトロイアに漂着してるんだって話だ。こいつ、こう見えてタフなのか。さすが野菜の星の王子様は体のつくりが違うようだ。とはいえ、立つことすらままならないようで、パーティに加わることは不可能なようだ。かわりにひそひそうというアイテムをもらった。これがあると、遠くまで声や音を飛ばせるらしい。

肝心の土のクリスタルだが、ダークエルフが奪って、磁力の洞窟で立てこもっているそうだ。取り戻してくれれば、クリスタルを貸してくれることになった。もちろんゴルベーザに渡すということはナイショだ。それを言ったら絶対貸してくれないからな。返して欲しければ、ゴルベーザに言え、ってことで逃げるつもりだ。よく考えたらダークエルフよりタチ悪いよな、俺ら。

そんなこんなで磁力の洞窟に来た。ここは金属装備ができない洞窟だ。鎧や剣を使う俺にとっては、俺が俺で無くなる場所でもある。だが、神は俺に味方した。装備してたアダマンアーマーやオニオン装備が、普通に使える。今まで気づかなかったが、どうも金属じゃないようだ。

調子に乗った俺達はダークエルフのところまで一気に進んだが、ダークエルフに全く歯が立たない。調子に乗りすぎたかと諦めかけたその時、ひそひそうからギルバートの声が聞こえた。奏でた音楽にダークエルフが苦しんでいる。その隙に俺達は総力をかけてボコボコにし、クリスタルを奪還することに成功した。あいつがいなかったら俺ら今頃墓の中だな。あいつに感謝しないと。ギルバート、お前がナンバーワンだ (ダムシアン人的な意味で)。

トロイアに戻るとカインがあらわれ、俺達はゾットの塔とやらへ連れて行かれた。塔の最上階まで持って来い、だと。お前ら何様だ。クリスタル欲しくないのか。

途中でメーガス三姉妹と出会った。それぞれ特徴のある姉妹なのだが、どう考えても真ん中がおかしいだろ。キタキタおやじに三人の中で誰が好みか聞いてみたら、真ん中もまんざらでもないらしい。こいつの好みはよくわからない。テラのじいさんは大きい娘を見て、アンナ、アンナとわめいているし。あんたのアンナは死んだから、あれ違うから。ボケてる場合じゃないでしょ、じいさん。大丈夫かな、このパーティ。

最上階ではゴルベーザとカインが待ち構えていた。人質を取られている俺たちは言われるがままにクリスタルを渡したが、ゴルベーザは約束には応じなかった。テラのじいさんは娘の仇を討つべく、ゴルベーザに戦いを挑んだのだが、命そのものをMPに変えて放ったメテオもトドメをさすに至らず、犬死にしてしまった。みな、テラの死に悲しんでいる。シドはテラを抱きかかえ、人一倍悲しんでいた。だがシド、ちょっと待って欲しい。そのカメラ位置だと、シドがテラを抱きかかえてキスしているようにしか見えない。せっかくのシーンが台無しだ。

正気に戻ったカインと、救い出したローザが再びパーティに加わった。

[]