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ツッコミ日記 Encylopedia


[松本零士][ゲーム] 銀河鉄道999DS プレイレビュー [長年日記]

2010年12月24日 00:45更新

銀河鉄道999DS プレイレビュー

10/14(木)。銀河鉄道999DSを購入。

ネタバレ含む。

プレイレビュー

・タイトルのメニューが右から左へ流れて表示されるが、この表示方式をキャンセルできないので、メニュー間の移動がわずらわしい。

・声について

お茶を濁す程度にしか入っていないと思っていたら、結構入っていて驚いた。全体のセリフに対して3〜5割くらいがセリフだろうか (ちゃんと数えてないけど)。

音質は良いとは言えないが、悪いとも言えず、十分聞けるレベル。ただし高い声になると若干割れ気味になる。

ちなみに今回はじめてニンテンドーDSを使う人のためにアドバイスすると、DSの内蔵スピーカーはクソなので、イヤホンやヘッドホン、外部スピーカーで音を聞きましょう。内蔵スピーカーを通すと音楽も声も音質がかなり悪くなる上、低音域はあまり聞こえないので。

声入りのセリフも、表示をキャンセルできるのはありがたい。

・音楽について

タイトル画面は「銀河鉄道999」(ボーカル無し)。

ボーカルが無い代わりに音をあてているが、少しショボく聞こえてしまう。

ゲーム中の音楽は場面にあわせて数曲が用意されている。

おおまかに999車内、通常のマップ曲、緊張感のある場合に流れる曲、勇ましい感じの曲、エンディング。あと1〜2曲あったような気がするけど、こんなところかな。タイトル以外はオリジナル曲。

・グラフィック

キャラの顔、途中に挟み込まれるイラストはデザイン的にも大変良い。取り込みかもしれないけど。

ゲーム中の背景等のパーツに関しては陰影や立体感があまりなく、のっぺりした感じのもの。DS用のゲームでありながら、GBA的な印象を受ける。工数的な問題なのか、技術的な問題なのか、テレビアニメ調にするためにあえてこうしているのか、単なる手抜きかは不明。

・ゲームの流れ

999車内で買い物 or 話を進める。

一見、アドベンチャーパートと表現したくなるが、「話を進める」コマンドを選ぶだけで話が進むので、アドベンチャー要素は一切ない。というか、話を進めるコマンドを何度も選択する意味を感じない。

とにかくそうやって紙芝居がはじまり、シミュレーションパートへ進む。

シミュレーションパートが終了するとエピローグとなり、ステージによってはステージ分岐がある。

そして再び999車内。

・シミュレーション部分

ユニットを育てていくタイプの、いわゆるシミュレーションRPGとしてはいたってオーソドックス。

他のゲームでたとえれば、ラングリッサーが近いと思う (クラスチェンジは無いけど)。

演出面での派手さは一切無く、ストーリーそのものは基本的に会話ベースで進んでいくので、前時代的と言ってしまえばそれまで。

戦闘シーンが、見ていてつまらない。攻撃を受けると、キャラが点滅して声を出すだけ。攻撃方法もキャラ固定な上、やってることは大して変わらないためとってつけた感があり、ちょっと残念である。

相手へ近づいていって切りつけるとか、相手がのけぞったあとにすかさず反撃するとか、ちょっとした工夫で見栄えは違ってくるとは思いますが (まぁ、凝ったところで後半は飽きるかもしれないけど)。スパロボみたいな開発規模も市場規模も違うものと比較しても仕方ないのであれだけど、それでももうちょい何かあれば良かった。

ユニットも攻撃手段が1つしかないものがほとんどなので、ゲームそのものが単調になってしまいがち。

戦闘シーンのキャンセル機能は無し。

・参加可能なユニットはステージごとに異なるが、1体〜6体。それにあわせて敵ユニットも12体くらいまでしか出現しない。ちなみに鉄郎、メーテル、車掌さん以外の味方ユニットは途中で仲間にするが、レギュラー3体以外のユニットでステージに参加できるのは、最大で3体まで。

敵ユニットの行動パターンは、

動かない

攻撃範囲内に近づくと近づいてくる

どこにいても近づいてくる

の3パターン。

それを意識していればこのゲームは全体的には難易度はそれほど高くない (ただし低くもない、特に後半ステージ)。

各ステージは指示された条件を満たせばクリアとなる。それとは別に特殊な条件が設定されており、それを満たすとボーナスとなる。特殊条件は999の物語を再現するようなものが多い。

設定や操作にマニアックな部分が無いため、とっつきやすい。

普段からシミュレーションゲームをプレイしている人にとっては、物足りないし、つまらないと感じると思う。

そうでない人がプレイする分にはそこそこ楽しめると思う。

「999ファンがプレイする前提」の「シンプルすぎる普通のシミュレーション」といったところか。

・限定版

8cmのメーテルフィギュア×2体

小さな目覚ましデジタル時計

が入っている。

透明のプラスチックケース、

それを入れるための紙製のパッケージ、

グッズとゲーム本体を同梱するための外装パッケージ、

それらを製作するための特殊なライン

出荷本数はそれほど多くはないだろうなぁ

とかを考慮しても、通常版との差額およそ4000円は納得がいかないレベル。

パッケージ画像が出た際に、フィギュアの大きさ自体は把握できたものの、フィギュアの造詣等はなんとかならかなったのだろうか。食玩……あるいはそれ以下レベルの出来には、ガッカリもいいところ。アラビア風のデザインが含まれていることそのものは評価するが、残念ながら限定版としての全体的な評価は10点満点中、2点といったところ。

私の場合はコレクションも兼ねているからいいけど、純粋に限定版を楽しみにしていたファンは血の涙を流していそうです。

オープニングについて

あのムービーは必要だったのだろうか。

エンディングについて

スタッフロールが味方ユニットの声優紹介のみってどういうことよ…。

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