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ツッコミ日記 Encylopedia


[アニメ] 「東のエデン」終了、そして劇場へ [長年日記]

2009年06月24日 00:26更新

「東のエデン」終了、そして劇場へ

アニメ「東のエデン」がとりあえず11話で終了。

この作品はフジテレビの木曜深夜アニメ枠(ノイタミナ)で4月から放映されていたもので、同枠としては原作なしの初オリジナル作品。この枠のアニメは比較的良質な作品が多いので、とりあえず第1話だけでもチェックしておこうと思って見はじめて、気がつけば最終話まで見てしまったわけです。最後まで面白く見れました。

で、その続きが劇場版として11月から公開されることが放送終了後に発表されました。話の展開が、1つの事件の終わりを見て1クールとしてはきちんと終了したものの、全体としては中途半端でしたから、てっきり半年から1年くらいあけて2クール目といういまどきのやり方かと思ったら予想外の展開。

まずは1発目として11/28から「東のエデン 劇場版I The King of Eden」が、来年1月からは劇場第2弾として「

東のエデン 劇場版II Paradise Lost」が公開されるとのこと。

1クールだけ放映して、2クール目に相当する部分を2つにわけて劇場公開するという形式は結構珍しいように思えます。

とりあえず、見てない人のために「東のエデン」のあらすじを書いてみます。

主人公・滝沢朗(仮名)は記憶喪失。自分が何者なのか、今まで何をしてきたのか、なぜ自分がここにいるのかまったくわかりません。記憶も無い、着るものもない、そんな彼はひょんなことから卒業旅行にアメリカに来ていた日本人女性と出会います。彼女がたまたま違反をしていたこと、そして彼がたまたま全裸だったこともあり、二人とも警官に追われる立場となるのです。彼の持っていた携帯電話を使うとジュイスと名乗る人物とつながり、日本へ行くように言われます。こうして、彼は、彼女とともに日本へ帰国することにします。

日本へ戻った滝沢は、自分が持っていた携帯電話と、日本で出会った人物などから自分がセレソンであることを知ります。しかし、セレソンはそもそも何者なのか、なぜ自分がセレソンなのか、断片的なことしかわかりません。彼は、他のセレソンと会うことで、自分が何者なのかを知ろうとしました。

セレソンは、ミスターアウトサイドと呼ばれる人物から「日本を救う」ことを一方的に命ぜられた人たち。彼らは全部で12人おり、各人に100億円の資金とそれを利用するための携帯電話を与えられています。携帯電話を通じてジュイスというコンシュルジュに依頼すると、(実現可能であれば)それに相当する金額を資金から使用して実行してくれます。それは、日本の首相を動かすことも、殺人でも可能です。ただし彼らが、日本を救うという目的を遂行できなかった場合は消されます。また、誰かが日本を救うことを実現した場合はゴールとなり、その人物以外は消されます。

そして、滝沢が記憶を失う前に行ったことも断片的にわかってきます。

2万人のニートを、豊洲のショッピングモールに集めていたこと。

そのニートが突如、行方不明になったこと。

かつて発生した「迂闊な月曜日」事件に何らかの形でかかわっていたこと。

彼は記憶を失う前にいったい何をしたのか、その核心は物語が進むにつれて明らかになっていきます。

そして、とあるセレソンの計画(60発のミサイルを落として、日本をいったんリセットする)を知った滝沢がとった行動は何か。日本はいったいどうなるのか……。

ミサイルの一件がすべて終わった時、最終話のラストシーンで彼はジュイスに依頼します。自分をこの国の王様にしてくれ、と。そして、それは受理されます。

「ノブレス・オブリージュ。今度会う時は素敵な王子様たらんことを」

ジュイスの言葉が、王様じゃなくて王子様なのは、なんでだろうと思ったら、第1話のサブタイトル「王子様を拾ったよ」に繋がってたのね。

それはそれとして、テレビシリーズでは当然ながら、まだまだ置いてけぼりになってることがたくさんあります。セレソンはまだ7人しか判明していません。また、セレソンを監視するセレソンとしてサポーターなる人物がいるのですが、それが誰かも明らかになっていません。そもそも、まだ日本を救えてません。果たして日本の王様となった主人公がどのような物語を作っていくのか、すべては劇場版で語られ……ますよね?

ノブレス・オブリージュ。

今後の劇場版でも視聴者たらんことを。

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