トップ «セシルの日記 2 メイン セシルの日記 4» 編集

ツッコミ日記 Encylopedia


[FF] セシルの日記 3 [長年日記]

2008年01月13日 23:34更新

セシルの日記 3

気づくとミストから少し離れたところにいた。さっきの地震の影響で戻れなくなってる。やられた。バロン王の狙いはミスト殲滅か。それを俺にこっそりやらせたのか。くそう、あいつ絶対ぶっ飛ばす。

ふと見ると、カインが居ない。召喚士の女の子も倒れてるってのに、あいつ何やってんだ。1人で砂漠越えろってのか。頼もしいと思った俺が馬鹿だった。もしかして一人バロンに戻ってローザにちょっかい出してるんじゃねぇだろうな。もしそうだったらあいつもぶっ飛ばす。

もしや、実はそのへんに隠れてて、この子に手を出した現場をおさえようとか考えてるんじゃないだろうな、あいつ。俺がこんな幼女に手をだすわけないのにな。まぁ、仮に隠れてるとしてもだ、あいつジャンプだけは一流だからどこに隠れてるかわからないし、用心にこしたことはないな。それにしても召喚士は怒らせると怖いな。

砂漠の町カイポについた。召喚士の女の子を宿屋に連れて行く。幸い、何事もなく目を覚ましてくれた。とりあえず安全なところまで連れて行くとは言ったものの、どこまで連れて行けばいいんだ。確か北のほうに城があったはずだから、そこまで行けば安全だろうか。幼女とはいえ召喚士。戦力にはなるから多少はアテにしよう。

町を散策していたら、他所の女性が倒れて運ばれたそうだ。ローザだった。あいつバロンにいたんじゃなかったのかよ。俺についてきちゃったのかよ。どんだけ俺に惚れてんだ。っていうか、カイン涙目だな。今ごろあいつ何してるんだろう。

それにしても女の足で俺たちより先にここに着いてるって、ローザって実はすげぇのか。こんな格好で砂漠の町にいるくらいだから違う意味でもすげぇんだろうな。

ローザを治すためには砂漠の光というものが必要らしい。北の地下水脈を抜け、さらに先に進んだアントリオンの洞窟にあるそうなのだが、こいつが余計なことをしなければわざわざこんなことしなくて済んだんだよな。面倒な女だ。でもまぁ、いいや。ここで恩を売っておけば何かいいことあるかもしれない。この召喚士の子をダムシアンに連れて行くついでだと思えば気が楽だ。

[]