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ツッコミ日記 Encylopedia


[音楽] 私はゲーム音楽が大好きである。 [長年日記]

2009年04月22日 23:24更新

私はゲーム音楽が大好きである。

もちろん全部が好きというわけじゃないですが。

さてそんなゲーム音楽好きな人間が興味を持った記事を。

ゲーム音楽の未来を考える - [プレイステーション]All About

この記事を取り上げたのは、何も揚げ足取りをしたいというわけではなく、個人的に好きな音楽ジャンルであるゲーム音楽を取り上げた記事だったから。単にゲーム音楽を紹介するのではなく、ゲーム音楽ってなんだろな、これからどうなるんだろなって感じの話が後半にあったので、興味を持った次第。ただ残念なことに冒頭からダメな記事が書かれているために、前半部分は記事全体の評価を落としかねないが。ニンジャウォーリアーズが取り上げられているだけ、マシか。

ということで、以下、この記事で気になった点。

気になった点 その1

▼ファミコンを“家庭用ゲーム機の(事実上の)始祖”と表現している点。

事実上の、と注釈入れたところでファミコンが家庭用ゲーム機の始祖ではないのは明白ですが、ある程度条件を絞れば始祖になり得る。筆者がどういう考えで“事実上の”としたかによるが、筆者のプロフィールを見るとそのゲーム人生がファミコンに始まっているので、おそらくその思いが強い可能性がありますな。

たとえば、

・国産かつ日本国内で販売され

・カートリッジ交換式でいろいろなゲームが楽しめ

・家庭用のテレビに接続して遊ぶ

・ある程度知名度がある

・据え置き型のゲーム機

知名度というのが、判断に困る微妙な条件かもしれない。商業的に成功という条件でもいいような気がするが、まぁ、成功してなくとも知名度のあるものもあるし、まぁ、それはそれということで。これらの条件を満たす始祖が何かと問われれば、私は「カセットビジョン」と答えるかな。価格的にも商業的にも始祖として十分だと思う。ファミコン至上主義な人からすれば、眼中にすら無いのかも知れないけど。

ファミコンの名前が挙がるのは、その次ですな。SC-1000とセットで。

ファミコンを始祖とするためにあえて条件を追加するなら、

・アーケードゲームと比較してクォリティは落ちるものの、それなりに遜色のないゲームが作れたもの

とか、そんな感じのことしないとちょっと難しいなぁ。

気になった点 その2。

▼“コナミが『グラディウス』にFM音源を搭載した”と表現している点

先ほどのは間違いではなく、誤解を受けかねない表現だったのに対して、こちらは完全に間違っています。

文脈上、筆者の語るグラディウスはFC版グラディウスのことと思われますが、残念ながらFC版グラディウスは拡張音源は一切使われていません。続編のFC版沙羅曼蛇やFC版グラディウスIIにも拡張音源は使われていません。コナミがファミコンで発売したソフトの中で、FM音源を使用したのはラグランジュポイントだけです。ちなみに、アーケード版のグラディウスもFM音源は使われていません。シリーズで最初にFM音源が使われたのは、アーケード版の沙羅曼蛇です。

筆者は何と勘違いして“コナミが『グラディウス』にFM音源を搭載した”と思い、何を見て“業界としては衝撃的”だったのだろう。そして、何を聞いて“再現不可能とまで言われたアーケード版の豪華なサウンドの魅力を損なうことなく再現した”と思ったのだろう。FC版グラディウスはアーケード版の豪華なサウンドの魅力を損なった状態で再現していたのですが……。

気になった点 その3

▼“パソコンのゲーム音楽といえば古代祐三氏抜きでは語れまい”

大いに同意するのですが、豊富な音楽性が評価されるのは、ファルコム作品より後の話だと思う。

まぁ、以上たいしたことではないわけですが、せめてグラディウスの件は文章を修正して欲しいものです。

さて、これだけで終わるとあれなんで何か書いてみます。

ゲーム音楽ってなんだろうなって思うことはあります。かつては貧弱な性能で音楽を表現するために、主旋律でとにかく目立つメロディを鳴らすことが主流でした。音色も機械的で、ピコピコ音などと揶揄されたものです。FM音源が主流になってもその流れは変わらず、ゲーム音楽という独特なものを作り上げていったように思えます (聞いてる側としてはそう思った。作ってる側はどうかしらんが)。

今は昔と違って制限にとらわれることなく表現したいことが表現できてしまうのですが、そうなると、ゲーム音楽ってなんだろうなって思ってしまうわけです。ゲームで使われていればゲーム音楽なのか、って。アニメで言えば、タイアップのオープニングソングみたいな。

まぁ、一番大事なことは、今も昔も変わらなくて、

「ゲームを盛り上げること」

でしょうね。これが最低条件で、これが満たされていないなら、たぶんそのゲーム音楽は残念なものでしかない。

個人的には、音楽単体で聞いた時にも楽しませてくれるものが欲しいですが、そんなことばかり言ってると記事に書かれてるようなアンビエント系の音楽の存在価値が低くなってしまいますし、そもそも目的はゲームなのだから本末転倒ですものな、音楽のためにゲームをないがしろにしたら。ムービーを見たいんじゃなくて、あくまでもゲームがやりたいってのと同じで。

ところで、音ゲーで流れる音楽ってゲーム音楽なんですかね。

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