■ [ゲーム] シューティングゲームヒストリカ [長年日記]
シューティングゲームヒストリカ
11月の終わりあたりに、YUJINからカプセルトイで「SRシューティングゲームヒストリカ」が発売されました。
シューティングゲーム好きにはたまらないかもしれないラインナップとなっておりまして、
・(赤) R−TYPE :R−9A アローヘッド
・(青) イメージファイト:OF−1 ダイダロス
・(緑) グラディウス2 :メタリオン
・(黄) グラディウスV :ビックバイパー T−301
・(橙) ダライアス外伝 :シルバーホーク (RED)
・(紫) ダライアス外伝 :シルバーホーク (BLUE)
こんな感じの全6種。それぞれスミ入れ、スミ入れ無しの2バージョンがあるので実際は全12種になります。もともとスミ云々は告知されておらず、全6種(もちろんスミ入り)で告知されてました。それが2週間切って発売直前になってからYUJINから各取引先にFAXで通知があったようで、スミ入り6種からスミ入りとスミ無し全12種というグレードダウン状態での発売となりました。この突然の改悪とも言える措置はYUJIN内部でも触れたくないのでしょうか、公式サイトの商品紹介ページは12/17現在、まだ全6種のままで、画像すら無いという状況です。
全6種セットなどという形で予約を受けていた店などは混乱したのではないかと思われます。どう対処したんでしょうね。2セットとか注文していれば両方送ったのでしょうが、奇数セット注文だと……、どちらが送られてくるかわかりません状態だろうねぇ。しかしまぁ、直前でそういうことするかねぇ。1袋40個で購入した人によれば、12個セットが2セットしか揃わなかったらしいですぜ。
そんなわけでありまして、グラディウス好きな私としましてはメタリオンとビックバイパーは欲しいと思っていたにも関わらず予約しようかなと思った頃には受け付け中止みたいな状況だったので、仕方なく秋葉原へ行ってきました。ところが、私が出向いたのが遅かったか、人気で出足好調かわかりませんが、なかなか見つからず。結局末広町方面まで行ってガチャポン会館にて12回ほど回してきました。結果、こんな惨状に。
・アローヘッド ×1 (スミ無し)
・ダイダロス ×1 (スミ無し)
・メタリオン ×2 (スミ入れ、無し各1)
・ビックバイパー ×2 (スミ無し)
・シルバーホーク赤×2 (スミ入れ)
・シルバーホーク青×4 (スミ入れ×3、無し×1)
スミ入れの有無に関わらずとりあえずメタリオンとビックバイパーが手に入ったからいいとしても、ラインナップの中で一番要らない子だったシルバーホークの出現率が50%って、いくらなんでもシルバーホーク出すぎ。単なる色変えだし、造形的にも安上がりだからこれたくさん混ぜたほうがいいというメーカー側の都合もよくわかるけど、やっぱねぇ。
帰宅して何が出たか確認してたら気づいたんですけど、中身によってカプセルの色が違う。最初に書いたラインナップ先頭の色がそれぞれのカプセルの色です。なので、開封しなくてもその場で何が出たか判断できます(スミは判断できませんが)。さらに、少なくなってくると次に何が出るか外から判断できますね。それに気づいて、後日秋葉原に行ったらもう在庫無くなってましたけど。
とりあえず台座の下に大きさ比較用の代物を置いてみました。カプセルトイとしては大きいので入り方によってはパーツが歪んでいることもあったりなかったり。
MSX版グラディウス2の自機、メタリオン。ビックバイパーT301に比べるとシンプルな機体ゆえに面白味は少ないかもしれない。
数あるビックバイパーの中で、グラディウスVに登場した機体、ビックバイパーT301。上から見るより横から見たほうがサマになってますな。
形が気に入ったので開封して組み立ててみた、アローヘッド。やたら豪勢でラインナップの中で一番原価が高そうな機体。ろくな説明もないのにパーツだけ多く、組み立てるのに苦労しましたよ。R-Typeがすぐ手元に無かったので、下に全然関係ないマニアックなものを置いてみました。
シルバーホークとダイダロスはどうでもいいので開封せず。
さらに値段を100円あげて「シューティングゲームヒストリカSP」なる商品も来年2月に発売されるようで。小さなカプセルに無理やり入れて歪ませたり折れてしまったりするくらいなら、これをはじめから出してればよかったのでは……。
全9種の予想。
・R−TYPE :R−9A アローヘッド (ノーマルカラー)
・R−TYPE :R−9A アローヘッド (クリア)
・イメージファイト:OF−1 ダイダロス (ノーマルカラー)
・イメージファイト:OF−1 ダイダロス (クリア)
・グラディウス2 :メタリオン (ノーマルカラー)
・グラディウス2 :メタリオン (クリア)
・グラディウスV :ビックバイパー T−301 (ノーマルカラー)
・ダライアス外伝 :シルバーホーク (RED)
・ダライアス外伝 :シルバーホーク (BLUE)
……ありえそうで怖い。
以下、楽天。
■ [日記] 2007/12/6 釘宮理恵 [長年日記]
釘宮理恵
この名前をはじめて見た時、
すずみやりえ
と読んでしまいました。でもそんなことも、今年の話だったりする。
あと、PS2のゲーム「らき☆すた〜陵桜学園 桜藤祭〜」を、
「らき☆すた〜陵辱学園 桜藤祭〜」
と思って、またすげぇの出るんだなと思ったこともありました。
(´A`) ダメ人間ですんません…
■ [松本零士] 零士 FUTURE 2007 [長年日記]
零士 FUTURE 2007
これ書いてるの1/5ですが、12/15(土)、秋葉原のラジオ会館で行われたイベント「零士 FUTURE 2007」に行ってきました。
イベント自体は3部構成となっており、最初にイラストサイン会、次にトークショー、最後に購入グッズへのサイン会。それぞれ整理券が必要となっているイベントです。最初のイラストサイン会のみ参加してきました。
トークショーがあるからか会場に入るとイスが配置されており、適当に空いている席に座る形式でした。会場奥にはグッズやリバティの1mヤマト、銀河鉄道物語の原画といったものが若干展示されてました。サインの順番は整理券の番号順で、だいたい3人くらい番号が呼ばれ、色紙が手渡されて自分の順番になったら先生のところへ行ってサインを描いてもらうというもの。今回は珍しくリクエスト不可ではなかったこともあって、各々好きなキャラを描いてもらったようです (ちなみに描きづらいものは断られてました)。
サイン会なのでこれといった変化もなく淡々と進んでいくわけですが、今回のサイン会が面白かったのはみんな何を描いてもらってるのだろう、という興味が会場にあったということでしょうか。イスに座って待つというのもあって、周囲からピリピリした様子も、疲れた空気も無く、気持ちに余裕があったからかもしれませんね。
それと、先生の描くイラストがだんだんパワーアップしてるのが興味深かったですよ。普通、だんだん疲れて雑になりそうなのですが、例えばハーロックの場合、最初のほうに描いてもらったサインだとハーロックだけなのですが、後のほうに描いてもらった人だとハーロックにトリさんがついてたり(笑)
そんな感じで予定より若干時間オーバーしてサイン会が終わりまして、いったん全員会場を出てからトークの人が会場に入るという流れで進行。トークショーに参加しない私はここで知り合いと別れまして、帰路についた次第です。そんなわけでトークの内容は書けません。はい。
さてこのイベント、前回は大阪、今回は東京。次回はどこへ行くのでしょうか。
■ [松本零士] さいたま市宇宙劇場 開館20周年記念トークショー [長年日記]
さいたま市宇宙劇場 開館20周年記念トークショー
12/16(日)に埼玉県にあるさいたま市宇宙劇場で行われた開館20周年記念トークショーに行ってきました。
会場では郡山同様に資料がパネル展示されており、開場まで並んでいる間に一応見て時間潰しが可能でした。他にもメーテルなどのパネルや、駅を模したジオラマっぽいもの、ガラスケースにグッズ類(販売もの他)が展示。現地では各種グッズも販売されているので、それ目当てに訪れるのもよいかと。
いや、それにしても、会場である宇宙劇場ですけど
駅の近くなのに、妙にわかりづらいというか……。
ビルの入口には看板が出てまして、
当日券があったようです。郡山の時はチケット前売完売だったのでこちらも完売するかと思ってましたが意外とそうでも無かったようですね。中ではメーテルさんがお出迎えしてくれました。
イベント自体の流れは郡山の時とほぼ一緒です。詳細は後日イベントのページに掲載します。
イベント後はグッズ購入に長蛇の列が出来ていました。こういう光景見るのずいぶん久しぶりのような気が。そういえば郡山の時は999グッズの販売があまり無かったですからねぇ。その後はイベントに来ていた知りあいの方々とお茶しながら19時くらいまでダベっておりました。4時間くらい話し込んでたことになるんですかねぇ。お店行った時、隅っこを案内されたんですけど、やっぱり怪しい集団だから隔離目的だったんですかね(笑)
■ [長年日記]
オトメディウス (2007/12/19)
今回は12/19時点の記録です。前回が11/10なので1ヶ月ぶりくらいになりますか。
11月下旬に新キャラであるマドカが追加されたので、そっちに浮気してみました。
それまで使用していた亜乃亜は性能的には平均的でクセのないキャラです。各ステージ、各ランクのクリアだけに絞れば十分すぎる性能の持ち主ですが、ことスコア稼ぎに関して言えば、他キャラに比べてDバーストの性能が悪すぎる点があり、ちょっとあれだったのでちょうど良い機会かな、と。マドカは特にDバーストにクセがありすぎるキャラですが、私のようなヘタレでも稼ぎの気分を味わえる基本性能が高すぎるキャラです。なにしろオプションからの攻撃は上下45度くらいで自動的に敵を追尾します。
難を言えば初期装備の攻撃力が低すぎることくらいでしょうか。サイクロンレーザーという強武装を入手できれば一気に鬼のような強さを誇ってくれます。まぁ、サーチレーザーが出るまでが長かったんですけどね。
戦績 | 亜乃亜 | トロン | エモン | マドカ |
---|---|---|---|---|
天使ランク | 主天使 Lv2 | 大天使 Lv1 | 力天使 Lv2 | |
プレー回数 | 65 | 1 | 27 | |
総獲得エレメント | 288650 | 5486 | 128760 | |
最高スコア | 1611000 | 1278570 | 1823250 | |
最高ST | 10764 | 5486 | 13091 |
NM…ノーミス、ND…ノーダメージ、RT…リタイア
サンサルバドル | 亜乃亜 | トロン | エモン | マドカ |
---|---|---|---|---|
ノーマル | 394730 (S/NM) | 376640 (S/NM) | 383230 (S/NM) | |
ハード | 433660 (S/NM) | 609810 (S/NM) | ||
エキスパート | 465250 (RT) | 666730 (S/NM) | ||
アルティメット | ||||
アレキサンドリア | 亜乃亜 | トロン | エモン | マドカ |
ノーマル | 419450 (S/NM) | 528570 (S/NM) | ||
ハード | 332970 (E) | |||
エキスパート | ||||
アルティメット | ||||
東京 | 亜乃亜 | トロン | エモン | マドカ |
ノーマル | 342770 (S/NM) | 404920 (S/NM) | 461880 (S/NM) | |
ハード | 523650 (S/NM) | 646620 (S/NM) | ||
エキスパート | ||||
アルティメット | ||||
南極 | 亜乃亜 | トロン | エモン | マドカ |
ノーマル | 676070 (S/NM) | 497010 (B) | 722580 (S/NM) | |
ハード | 406590 (C) | |||
エキスパート | ||||
アルティメット |
取得兵装
スピード系 | 亜乃亜 | トロン | エモン | マドカ | ||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
兵装名 | Lv1 | Lv2 | Lv3 | Lv1 | Lv2 | Lv3 | Lv1 | Lv2 | Lv3 | Lv1 | Lv2 | Lv3 |
ノーマル | ○ | − | − | ○ | − | − | − | − | ○ | − | − | |
イダテン | ○ | − | − | − | − | − | − | − | − | |||
アルペジオ | ○ | − | − | − | − | − | − | − | − | |||
スムース | ○ | − | − | − | − | − | − | − | − | |||
リバース | − | − | − | − | − | − | − | − |
ミサイル系 | 亜乃亜 | トロン | エモン | マドカ | ||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
兵装名 | Lv1 | Lv2 | Lv3 | Lv1 | Lv2 | Lv3 | Lv1 | Lv2 | Lv3 | Lv1 | Lv2 | Lv3 |
ノーマルミサイル | ○ | − | − | − | − | − | ○ | − | ||||
ツインミサイル | − | − | − | ○ | − | − | − | − | − | |||
スプレッドボム | ○ | ○ | − | − | − | ○ | ○ | − | ||||
フライングトーピドー | ○ | − | − | − | ○ | ○ | − | |||||
フォトントーピドー | ○ | ○ | − | − | − | ○ | − | |||||
ロケットパンチ | − | − | − | ○ | − | |||||||
アッパーミサイル | ○ | − | − | − | − | |||||||
スモールスプレッド | ○ | − | − | − | ○ | − | ||||||
サーチミサイル | ○ | − | − | − | − | − | − | |||||
ナパームミサイル | − | − | − | − | − | ○ | ○ | − | ||||
バウンドミサイル | ○ | − | − | − | − | |||||||
イーグルウィンド | ○ | − | − | − | − | |||||||
バーティカルマイン | ○ | ○ | − | − | − | ○ | − |
ダブル系 | 亜乃亜 | トロン | エモン | マドカ | ||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
兵装名 | Lv1 | Lv2 | Lv3 | Lv1 | Lv2 | Lv3 | Lv1 | Lv2 | Lv3 | Lv1 | Lv2 | Lv3 |
ダブル | ○ | ○ | ||||||||||
テイルガン | ○ | ○ | ||||||||||
リップルレーザー | − | − | − | ○ | − | − | − | |||||
リバース | − | − | − | |||||||||
フリーウェイ | ○ | ○ | ○ | − | − | − | ||||||
3ウェイ | ||||||||||||
バーティカル | ○ | ○ | ||||||||||
バックダブル | ○ | ○ | ○ | ○ | ||||||||
Vアクシス | ○ | ○ | ○ | ○ | ||||||||
ワインダー | ○ | ○ | ||||||||||
リフレックスリング | ○ |
レーザー系 | 亜乃亜 | トロン | エモン | マドカ | ||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
兵装名 | Lv1 | Lv2 | Lv3 | Lv1 | Lv2 | Lv3 | Lv1 | Lv2 | Lv3 | Lv1 | Lv2 | Lv3 |
ノーマルレーザー | ○ | ○ | ○ | − | − | − | − | − | − | |||
サイクロンレーザー | − | − | − | ○ | ○ | |||||||
ツインレーザー | ○ | ○ | ○ | |||||||||
ナパームショット | ○ | |||||||||||
ウェーブ | ○ | ○ | ○ | − | − | − | ||||||
グラビティバレット | ○ | |||||||||||
サーチレーザー | − | − | − | − | − | − | ||||||
ダガー | ○ | |||||||||||
バルカン | ○ | ○ | ||||||||||
アーマーピアシング | ○ | |||||||||||
イオンリング | − | − | − | |||||||||
エナジーレーザー | ○ | − | − | − |
■ [FF] NDS「ファイナルファンタジーIV」 [長年日記]
NDS「ファイナルファンタジーIV」
12/20、NDS版ファイナルファンタジーIVを購入。
もともとあまり購入意思はなかったけれど、ムービーに (豪華すぎる声優陣による) 声が入ってることと、システムががらりと変わったこともあって興味があり、購入に至った次第。まぁ、ムービーだとか声だとかはゲームにとってはオマケ的な存在でしか無いんですが、オフィシャルサイトのキャスト一覧とか見てたら、ワクワクしすぎて困る。オフィシャルサイトはメインキャストしか載っていないので、若干補完してみた。
■ [FF] セシルの日記 1 [長年日記]
セシルの日記 1
ミシディアから水のクリスタルを取ってきた。
無抵抗な魔道士相手に暗黒の力使ってもむなしいだけだ。俺ってこんなことのために暗黒の力を手に入れたんだろうか。しかも城に戻ってきてもみんな素っ気ない。王様もなんか冷たい。わざわざ遠くまで行ってきたというのに、労いの言葉も無いのか。孤児だった俺を拾って育ててくれたことは感謝してるから、今はただ恩を返すだけだが、王様も変わられてしまったな。
挙句の果てに、ミストまでボムのゆびわを持っていけ、と命ぜられた。ミストに行くには、途中、ミスト洞窟を通らねばならない。そこにはミストドラゴンというドラゴンが棲みついている。バロン王、身寄りが無いからって容赦ねぇな。でも負けねぇぞ。
明日はカインが付いてきてくれることになった。1人だと心細いからありがたい。持つべきは親友だ。ローザにちょっかい出さなきゃいい奴なんだが。そういえば寝る前にローザが俺の部屋に来た。相変わらず肌の露出の多い格好だ。そんなんだからカインが勘違いするんだ。というか、夜に男の部屋にあの格好で来るってのはやっぱあれか、誘ってるのか。それともあれか、それに興奮して鎧に息子がぶつかって痛がるのを期待してるのか。
■ [FF] セシルの日記 2 [長年日記]
セシルの日記 2
ミスト洞窟を歩いていたらどこからか声がしてきた。ビビった。1人きりだったら奥まで行けない。ヘタしたら足ガクブルで戻ることすらできなかったかもしれない。カインがいてくれて助かった。でもカインも体が小刻みに震えてたのは忘れない。
奥まで進むと案の定、ミストドラゴンが出てきた。
カインはジャンプして強襲をかける、とか言ってどこか飛んでった。なかなか落ちてこないから、その間俺が全部攻撃受ける。暗黒で戦ってるうちにあいつが落ちてくるんだが、すぐさまジャンプ。ふざけんな。あいつ、強襲とか言ってドラゴンの攻撃が怖いだけじゃねぇのか。っていうか、あいつが落ちてくる前にミストドラゴンが霧になったらどうするんだよ。今回は良かったけど、ちょっとは空気読んで欲しい。
でも不思議なんだが、洞窟でどうやってジャンプしてるんだろう。今度カインに聞いてみよう。
■ [FF] セシルの日記 3 [長年日記]
セシルの日記 3
気づくとミストから少し離れたところにいた。さっきの地震の影響で戻れなくなってる。やられた。バロン王の狙いはミスト殲滅か。それを俺にこっそりやらせたのか。くそう、あいつ絶対ぶっ飛ばす。
ふと見ると、カインが居ない。召喚士の女の子も倒れてるってのに、あいつ何やってんだ。1人で砂漠越えろってのか。頼もしいと思った俺が馬鹿だった。もしかして一人バロンに戻ってローザにちょっかい出してるんじゃねぇだろうな。もしそうだったらあいつもぶっ飛ばす。
もしや、実はそのへんに隠れてて、この子に手を出した現場をおさえようとか考えてるんじゃないだろうな、あいつ。俺がこんな幼女に手をだすわけないのにな。まぁ、仮に隠れてるとしてもだ、あいつジャンプだけは一流だからどこに隠れてるかわからないし、用心にこしたことはないな。それにしても召喚士は怒らせると怖いな。
砂漠の町カイポについた。召喚士の女の子を宿屋に連れて行く。幸い、何事もなく目を覚ましてくれた。とりあえず安全なところまで連れて行くとは言ったものの、どこまで連れて行けばいいんだ。確か北のほうに城があったはずだから、そこまで行けば安全だろうか。幼女とはいえ召喚士。戦力にはなるから多少はアテにしよう。
町を散策していたら、他所の女性が倒れて運ばれたそうだ。ローザだった。あいつバロンにいたんじゃなかったのかよ。俺についてきちゃったのかよ。どんだけ俺に惚れてんだ。っていうか、カイン涙目だな。今ごろあいつ何してるんだろう。
それにしても女の足で俺たちより先にここに着いてるって、ローザって実はすげぇのか。こんな格好で砂漠の町にいるくらいだから違う意味でもすげぇんだろうな。
ローザを治すためには砂漠の光というものが必要らしい。北の地下水脈を抜け、さらに先に進んだアントリオンの洞窟にあるそうなのだが、こいつが余計なことをしなければわざわざこんなことしなくて済んだんだよな。面倒な女だ。でもまぁ、いいや。ここで恩を売っておけば何かいいことあるかもしれない。この召喚士の子をダムシアンに連れて行くついでだと思えば気が楽だ。
■ [FF] セシルの日記 4 [長年日記]
セシルの日記 4
地下水脈に行くとテラというじいさんがいた。娘がダムシアンにいる恋人のもとへ行ってしまったらしく、相当お冠だ。魔道士らしいが、少しボケてるらしくたまに強い魔法を思い出すようだ。この先にいるオクトマンモスが倒せなくて立ち往生してるようなので仲間にしてやった。ボケ老人とはいえ、盾くらいにはなるだろう。それにしてもレベルアップしても体力や力が減るってのはどうなんだ。大丈夫かじいさん。このままダムシアンに着く前に死んじまうんじゃねぇか。
でもまぁ、じいさんが時々活躍してくれるおかげもあって、オクトマンモスもたやすく撃破し洞窟を抜けることができた。意外と強いじゃねぇかじいさん。1人でも大丈夫だったんじゃないか?
洞窟を抜けてダムシアン城に向かっていると、なぜか赤き翼がダムシアンを爆撃していった。バロン王、なにやってんだ。どこまで俺らの邪魔するんだ。あれか、俺が生きてたことがそんなに気に食わないのか。どんだけ嫌われ者だよ、俺。テラはショックで魂出かけてるし、リディアはおしっこ漏らしそうだし、大丈夫かこのパーティ。
ダムシアンに着くと、テラの娘のアンナが倒れてた。アンナの恋人はこの国の王子のギルバートだそうだ。テラがマジ切れでギルバートに襲い掛かるが、じいさんだけにたいしたことはできない。でもあれだな、変に強い魔法思い出されなくてよかったな。王子様、ヒヤヒヤもんだ。それにしても、この王子様、ちょっとヘタレすぎないか。声はベジータのくせに。俺は誇り高きダムシアンの王子、ギルバート様だ!! くらいのこと言えないのか。そうしたらリディアに、あのヘタレっぷりはアンドロメダ瞬じゃない? と言われた。こいつ、幼女のくせになんでそんなこと知ってるんだ。召喚士ってすげぇな。そういえば赤き翼が攻めて来たのは火のクリスタル目的だそうだ。良かった、俺狙いじゃないんだ。安心した。
ホバー船をもらってアントリオンの洞窟へ向かった。
アントリオンの洞窟の最深部で、アントリオンに出くわす。
ギルバートは大人しいと言っていたが、いきなり殺されそうになった。あいつ、クリスタル奪われた腹いせに俺殺そうとしてんじゃね? でも殺されそうになったのあいつだから違うか。アントリオンには可哀想だが倒されてもらった。ローザの命には変えられない。
砂漠の光を手に入れ、ホバー船で一気にカイポまで戻った。海沿いから戻れるとは、ギルバートもこういう時は役に立つ。おかげでローザの体調もすぐ戻った。バロン王がファブールの土のクリスタルを狙ってるらしいので、先回りしてファブールに向かうことになった。俺も行かなきゃダメなの? でもそんなこと言ったらローザに嫌われそうだ。それだけはいけない。俺にはもうローザしかいないからな。
■ [IT] 2007/12/25 電源がお亡くなりに [長年日記]
電源がお亡くなりに
最近、エクスプローラで負荷かけているとたまに突如リブートがかかることがあって、どうしたものかなぁと思っていたところ、ついにこの日、ファイルの圧縮中に、ファイルコピー中に、ログオン直後に、ブート途中で……、不規則にリブートがかかるようになり挙句Windowsの起動すらままならなくなり、見事にPCが使い物にならなくなってしまいました。
これが25日の朝。これから仕事なのに朝に死ぬなよ……と思いながら仕事に出かけ、仕事中は故障箇所をあれこれ考えてた。仕事の忙しい時じゃなくて良かったですよ、ホント。可能性の高い順に、電源orM/Bの故障、メモリの故障、CPUの故障。Windowsおなじみの青い画面無しにリブートがかかる場合、特に負荷がかかったっぽいところで落ちるなら可能性が最も高いのは電圧が不安定になってること。その原因がコンセントの向こう側でない限りは、電源ユニットかM/Bの電解コンデンサが寿命を迎えた可能性がかなり高い。万一CPUだったら目も当てられない。古いから新品はもう市場に出回ってないからねぇ。
そんなこんなで帰宅後にPC開けて一番わかりやすいM/Bと電源ユニットからチェックしたところ、電源ユニットがビンゴ。電解コンデンサが見事なまでの状態に。
「電源ン中がパンパンだぜ」
「ところで俺のコンデンサを見てくれ。こいつをどう思う?」
「すごく……大きいです……」
コンデンサそのものを買ってきて付け替えるという手段もあるのですが、私にはそれを行うだけの知識も技術もないので電源ユニットごと交換することに。27日から冬休みだったので、この日に電源ユニットを買いに行き、交換後起動確認し、念のためにメモリチェックとチェックディスクを行って27日夜にはなんとか復活したのでありました。
■ [FF] セシルの日記 5 [長年日記]
セシルの日記 5
ファブールへ向かっている途中、ホブス山の山頂付近で辮髪(べんぱつ)のキタキタおやじに出くわした。特に妙な踊りをすることもなく、軽やかにボムなどを蹴散らして顔に似合わずかなり強いおやじだった。いろんな意味で衝撃だ。
マザーボムが出てきたのでこちらに飛び火するのもヤバいと思い加勢したのはいいのだが、へなちょこ王子は隠れてどこかに消えるし、マザーボムはカウントダウンで大爆発するし、俺は俺で戦闘不能になっちまうし、敵にとどめをさしたのはキタキタおやじだし、何も活躍できなかった。俺はローザに生き返らせてもらうだけで精いっぱい。俺はいつの間にかパーティのお荷物か。やってられねぇ。
キタキタおやじとともにファブールへ向かうことになったのはいいのだが、このままじゃ俺のパーティ内の立場が無い。おやじは、こちらの事情に巻き込むわけにはいかない、と言うけれど、こちらは俺がこんなんだからローザやリディアも完全におやじをあてにしてる。流れ的に行かなきゃならない雰囲気だし、俺としては巻き込まれたくないんだよ。ギルバートはギルバートで、どこかに隠れてた割にやる気まんまんだし。あいつ、ヘタレのくせにどこからそのやる気が出てくるんだ。口だけはベジータだな。
ファブールへ着くと、間髪入れずにバロン兵たちが攻め込んできた。相変わらず容赦ない。少しは休ませて欲しい。女性陣は今回戦闘に参加しないので少数精鋭で戦うのだが、まともな回復役もなく終始おされぎみでクリスタルルームまで攻め込まれてしまう。
そこへカインが現れた。
こいつどこでナニをやっていたのかと思ったが、どうやら王に寝返ったようだ。いつから裏切っていたか知らないが、こいつも俺が邪魔なようだ。確かに俺がいなきゃ、ローザとよろしくできるもんな。結局、後からあらわれたゴルベーザと名乗る全身鎧男にクリスタルとローザを奪われてしまった。絶望した。俺の不甲斐なさに絶望した。
■ [FF] セシルの日記 6 [長年日記]
セシルの日記 6
船に乗ってバロンへ向かうことになった。俺としてはローザを救い出すため、それだけの理由だ。クリスタルとかそんなの関係ねぇ。まず第一にローザだ。これ重要。俺にとってもう信じられるのはローザと、一応あとこいつらだ。だからローザを救い出す。
そして次にローザだ。救い出して、ローザと一緒に逃げる。誰も知らないところへ、二人で一緒にだ。そして最後に、ローザだ。二人でひっそり暮らすんだ。もう誰にも邪魔されないところで。クリスタルなんかもうどうでもいい。
……なんてこと言ったら、フクロ叩きにあうんだろうな。
その後、船でバロンに向かっていたことまでは覚えてる。途中でリヴァイアサンに襲われて、そこで記憶がプツリと消えた。
気がついたらどこかの海岸で倒れてた。こんな重い鎧を装備して、よく沈まずに漂着できたと思う。運がいいのか悪いのか。いっそこのまま死んでれば楽だったかもしれないな。
まわりを見渡すと誰もいない。みんないなくなって、俺一人だ。また孤独になってしまった。
このままではどうしようもないので、近くの町へ行く。どこかで見たことある風景だと思ったら、ミシディアだった。少し前に襲った町だから、入るかどうか迷ったが、背に腹は変えられない。まわりの目線がかなり痛い。たまに話し掛けてもカエルにされてしまう。自業自得とはいえ、今の俺にはかなりこたえる。そろそろいいかげんへこたれそうだ。
町の人はまともに会話が成立しないので、長老と話をしてみた。意外と話のわかる人だったが、とりあえず試練の山へ行かされることになった。バロンが遠いな。一応、ガキだが2人の魔道士をつけてくれた。俺1人じゃどうしようもないからありがたい。なんか人の温かさを感じたの、久しぶりだ。まだ俺がんばれそう。
■ [FF] セシルの日記 7 [長年日記]
セシルの日記 7
試練の山でテラのじいさんと出会った。
ゴルベーザを倒すためにメテオという魔法を探してこの試練の山にたどり着いたらしい。それで俺と出会うなんて偶然とは怖ろしいものだ。でも今の俺にはとてもありがたい。じいさんがまぶしく見える。ここのところ人間不信になってたせいか、孤独なほうが気が楽だと勘違いしてたけど、やっぱり仲間と一緒のほうが嬉しい。
頂上付近でゴルベーザ四天王、土のスカルミリョーネと出会った。試練の山という割にはたいしたことのない道のりだったので、やっと試練っぽくなってきた。相手がアンデッドということもあり、パロムの火の魔法が大活躍だった。俺はあいかわらず役立たずだ。仕方ないんだよ、俺、暗黒騎士だし。どうがんばったって有効な攻撃できやしない。言い訳しても、幼稚園児に負けたのはヘコむ。これも俺の試練なのだろうか。心が痛いぜ。
申し訳なさ過ぎて小さくなりながらパーティの後ろでとぼとぼと歩いていたら、倒したはずのスカルミリョーネが背後から襲ってきた。バックアタックだ。さすがアンデッド、しつこいな。しかし俺が偶然後ろにいたからか、バックアタックが無効になった。これって不幸中の幸い? パロムとポロムが何やら俺を見て目を輝かせてる。羨望のまなざしだ。いや、俺、そういうつもりで後ろにいたんじゃないし。またそんな謙遜具合が子供たちの心をぐっとつかんだようだ。俺、運気あがってきたかも。ま、戦闘では相変わらず役立たずなんだけれども。
試練の山の頂上には墓みたいなものがあった。近づくと、あやしい場所に連れて行かれ、気がつくとパラディンになっていた。どういうトリックだ、これ。俺の気を失わせて、その間に裸にして着替えさせたのか。よく見ると目の前に俺にそっくりな奴がいるじゃないか。あいつ、暗黒騎士の装備をしてる。あいつか。あいつがやったのか。
あ、ポロムが目を背けてる。パロムがなにかニヤニヤしてる。くそう、あいつらなんだってんだよ。じいさん、股間おさえてなにモジモジしてるんだよ。お前、そういう趣味あったのかよ。ちくしょう、じいさんと子供の見てる前で、俺の知らぬ間に生まれたままの姿にして、よもやあんなことこんなことしたかもしれないとは、なんたる屈辱。
しかし目の前のこいつ、やる気マンマンだな。このままじゃ俺が(性的な意味でも)危ない。かといって、こいつ本気で倒しにかかって俺自身大丈夫なのか心配だ。よくあるじゃないか、そっくりな自分に斬りかかったら、同じダメージ受けたとか、そういうの。それだったらやべぇ。何にしろやべぇ。守れ、俺自信を全力で守れ。
……とか考えているうちに、わけのわからない声がして試練とやらが終わったらしい。そうか、パラディンだから時には何かを守るための戦いというのもあるということか。暗黒騎士時代には考えられなかったことだな。テラも俺の陵辱姿を見たおかげで若い頃を思い出して、呪文も思い出したらしい。よかったな。俺は大切な何かを失って、別の何かを手に入れたよ。過ぎたことはもういいよ。いつまでもくよくよしていられない。生まれ変わった俺は、新たに生きていくんだ。アダマンアーマーも装備できるようになったし、これでみんなと互角だぜ。レベル1だけど。
テラのじいさんが、メテオを覚えたせいか、ゴルベーザを倒すのにやるきマンマンだ。それはいいんだが、レベルアップすると体力とか下がるようなカラダなんだし、MP足らなくてメテオ使えないんだから無茶すんな。こっちがヒヤヒヤする。
ミシディアまで戻ると真実を告げられた。やはりこいつら俺のこと信用してなかったんだな。薄々感じてたけどな。いいよ、一度はここで大量殺戮した身だ。信用してもらおうなんてのがおこがましい話だ。とりあえず長老にデビルロードを使わせてもらう許可をもらった。これでバロンに乗り込める。
■ [FF] セシルの日記 8 [長年日記]
セシルの日記 8
久しぶりのバロンだ。ミシディアからあっという間だった。あいつらの力はすげぇ。あいつら本気出したら俺らなんてゴミのようなんじゃねぇか。
町の宿屋でキタキタおやじを見かけた。さすがモンクだけあって、船が難破したくらいじゃびくともしないのか。再び俺たちと戦ってくれるのかと思ったら、どうやら様子がおかしい。話しかけたらいきなり襲われた。ちょっと待て。オレオレ、セシルですよ。ちょっと黒い人から青っぽい人になったり、レベルが下がってみんなより弱くなってたり、一見誰かわからないかもしれないけど、セシルですよ。
……と言ったところで聞く耳は持たず、仕方ないのでみんなでボコってみた。どうやら正気を取り戻したようだ。よかった。話を聞くと、リディアはリヴァイアサンに食われたそうだ。よりによってそんな死に方しなくてもいいのに、あの子にとって幸せってなんだったんだろうな。やるせないぜ。こんな世の中、間違ってる。よし、ローザを救って、ついでに世直ししてやるぜ。
まずは、地下水路を使って城に忍び込むことになった。
案外簡単に忍び込めたが、それがかえって不気味だ。一応大国の城だぜ。こんなに簡単に忍び込めてここのセキュリティはどうなっているんだ。俺がいないうちにずいぶんザルになったものだ。
王の間に向かおうとしたところ、近衛兵隊長のベイガンと会った。彼もまた敵の手にかかったらしく、その身をモンスターと化していた。……のだが、やたらとウネウネと踊りまくる変な奴になっていた。お前、実はそういうキャラだったのか。お堅い立場にありながら、心の底ではそういうのに憧れてたんだな。まぁ、楽しそうでなによりだ。
そんな奴は早々に倒し、バロン王に会う。あいかわらず、トンデモ王様っぷりをかましてくれるバロン王だが、自らゴルベーザ四天王、水のカイナッツォだと言い出した。あのやさしかったバロン王はあいつに殺されたそうだ。黙っていたらわからないのに、バカだなこいつ。くそう、こんなバカに俺は……。ここのところのあまりの展開っぷりに落ち着く暇もねぇ。何にしろ、ここ最近の王様の妙な言動、これで納得がいった。俺はこんな、しゃくれカメに踊らされていたのかと思うと、無性に腹が立った。
この怒りをカイナッツォにぶつけ、なんとかバロン王のカタキはとった。しかし肝心のローザがいないではないか。怒りがおさまらない。とりあえずシドの提案により飛空挺を使うことになったのだが、王の間を出ると突然閉じ込めらた。カイナッツォの最後っ屁、壁が迫り、俺たちを潰そうとしたのだった。まったくここまで俺をコケにしたのはこいつがはじめてですよ。許さん、許さんぞ。
……とか遊んでいるうちに、パロムとポロムが石化することで壁を食い止めた。ごめん、ちょっと悪ふざけが過ぎた。遊んでないで俺もなんとかすればよかった。マジごめん。こんな俺たちのためにこの子達が犠牲になるなんて……。ふと思ったんだが、質量比もそうだが、足元が固定されていないのにどうやって壁をせき止めたのだろうとかそういうことを考えたら負けだろうか。テラが彼らを元に戻そうとするも、自分の意思で石化したので戻らないようだった。でも、戦闘中に自分にブレイクしても金の針とかエスナで戻るよな。あれとは違うのか? 小声でシドに言ってみたら、空気読めと突っ込まれた。そりゃそうなんだけどさ。
とにかく飛空挺を手に入れた。これで世界中どこでも行けるぜ。
と思ったら、カイン登場、トロイアにある土のクリスタルを持って来いだそうだ。気分ぶち壊しだ。
■ [FF] セシルの日記 9 [長年日記]
セシルの日記 9
トロイアは女性ばかりの国だ。実に(いい意味で)けしからん国だな。ヤンも何やら興奮気味だ。ちょっと待て、お前結婚してるだろ。言いつけるぞ。
かたっぱしから声をかけてみるが、いまいち反応が悪い。よそ者だからか。確かにこちらは男ばかりだ。はたから見れば飢えてるようにしか見えないか。パラディンの俺だけならうまくいくんだろうけど。しかし悪い話だけでは無かった。死んだと思われていたギルバートが生きていたのだ。ファブールからバロンに向かっている途中で遭難したのに、なんでトロイアに漂着してるんだって話だ。こいつ、こう見えてタフなのか。さすが野菜の星の王子様は体のつくりが違うようだ。とはいえ、立つことすらままならないようで、パーティに加わることは不可能なようだ。かわりにひそひそうというアイテムをもらった。これがあると、遠くまで声や音を飛ばせるらしい。
肝心の土のクリスタルだが、ダークエルフが奪って、磁力の洞窟で立てこもっているそうだ。取り戻してくれれば、クリスタルを貸してくれることになった。もちろんゴルベーザに渡すということはナイショだ。それを言ったら絶対貸してくれないからな。返して欲しければ、ゴルベーザに言え、ってことで逃げるつもりだ。よく考えたらダークエルフよりタチ悪いよな、俺ら。
そんなこんなで磁力の洞窟に来た。ここは金属装備ができない洞窟だ。鎧や剣を使う俺にとっては、俺が俺で無くなる場所でもある。だが、神は俺に味方した。装備してたアダマンアーマーやオニオン装備が、普通に使える。今まで気づかなかったが、どうも金属じゃないようだ。
調子に乗った俺達はダークエルフのところまで一気に進んだが、ダークエルフに全く歯が立たない。調子に乗りすぎたかと諦めかけたその時、ひそひそうからギルバートの声が聞こえた。奏でた音楽にダークエルフが苦しんでいる。その隙に俺達は総力をかけてボコボコにし、クリスタルを奪還することに成功した。あいつがいなかったら俺ら今頃墓の中だな。あいつに感謝しないと。ギルバート、お前がナンバーワンだ (ダムシアン人的な意味で)。
トロイアに戻るとカインがあらわれ、俺達はゾットの塔とやらへ連れて行かれた。塔の最上階まで持って来い、だと。お前ら何様だ。クリスタル欲しくないのか。
途中でメーガス三姉妹と出会った。それぞれ特徴のある姉妹なのだが、どう考えても真ん中がおかしいだろ。キタキタおやじに三人の中で誰が好みか聞いてみたら、真ん中もまんざらでもないらしい。こいつの好みはよくわからない。テラのじいさんは大きい娘を見て、アンナ、アンナとわめいているし。あんたのアンナは死んだから、あれ違うから。ボケてる場合じゃないでしょ、じいさん。大丈夫かな、このパーティ。
最上階ではゴルベーザとカインが待ち構えていた。人質を取られている俺たちは言われるがままにクリスタルを渡したが、ゴルベーザは約束には応じなかった。テラのじいさんは娘の仇を討つべく、ゴルベーザに戦いを挑んだのだが、命そのものをMPに変えて放ったメテオもトドメをさすに至らず、犬死にしてしまった。みな、テラの死に悲しんでいる。シドはテラを抱きかかえ、人一倍悲しんでいた。だがシド、ちょっと待って欲しい。そのカメラ位置だと、シドがテラを抱きかかえてキスしているようにしか見えない。せっかくのシーンが台無しだ。
正気に戻ったカインと、救い出したローザが再びパーティに加わった。
■ [FF] セシルの日記 10 [長年日記]
セシルの日記 10
カインから、闇のクリスタルのことを聞かされた。
クリスタルが実は8個あるとか、地底に別の世界があるとか、いままでの常識が覆される事態だぞ。みんな、なんでそんなに冷静でいられるんだ。それとも俺の感覚がおかしいのか。やばい、みんなについていかれない。
地底ではいきなり戦闘に巻き込まれ、エンタープライズ号が不時着した。俺たち何かに巻き込まれることばかりだ。近くにあるドワーフ城へ行き、事情を話していると、キタキタおやじがあやしい気配を感じたようでクリスタルルームへ急いだ。それはいいのだが、言いだしっぺのお前が真っ先に行って何かあったら、お前が一番あやしまれるんじゃないか? みんな納得してるみたいだし、実際に妙な敵がいたから何も言わないが。
またゴルベーザが現れた。
しかしタイミングいいな。俺らのほうが後手に回ってるはずなのに、俺らのほうが先に着いてるってのはよく考えたらおかしな話だ。どこかで潜んで、俺らが来るのをじっと待っていたんじゃないだろうな。もしかしてストーカーか。誰が狙いだ? この前さらったローザか? いろいろ面倒見てたカインか? それとも最近気になる俺か。俺は勘弁してくれ。そんなの、試練の山で十分だ。これ以上、心の傷とかをひろげないでくれ。
そんなことを、麻痺させられ黒竜の黒い牙をくらっている間に考えていた。
危機が迫ると急にいろんなことが頭を巡る。よく、死ぬ間際にいままでのことが走馬灯のように……と言うけど、それみたいなものか。
ところがゴルベーザの思惑通りにはいかず、俺達は死ぬどころか、黒い牙の効果がまったくなかった。アダマンアーマーのおかげのようだ。あいかわらず俺らは麻痺状態だが、この事態どうするんだ。いちいち1人ずつ、死ぬまで自分でボコるのか? それはそれでカッコ悪いな。ゴルベーザ、哀れだ。
そこへリディアが登場した。
正直驚いた。生きていたこともそうだが、いきなり成長してることもだ。あと、エロい格好も。いったいリディアに何があったんだ? リヴァイアサンに食われると、こうなるのか。
話を聞くと、リヴァイアサンたち幻獣の住む幻界にいたのだそうだ。そこはこことは時間の流れが違うため、ここまで成長してしまったのだそうだ。まぁ、それはいいとして、じゃあリヴァイアサンが俺らを襲ったのはなんでだ? 幼いリディアが目当てか? リディアをさらって手元に置いて、自分好みに育てて、こんなエロかわいくしたのか? 幻獣のくせして、このペド野郎め。
ゴルベーザを退けた俺たちは、ゴルベーザが封印の洞窟へ向かっている隙を狙い、クリスタルを奪還することになった。
バブイルの塔で待ち受けていたのは、ルゲイエというマッドサイエンティストだ。こいつのリバースガスとやらが、ダメージと回復を逆転させやがる。攻撃すれば回復し、回復すればダメージなのだ。やっかいだ。くやしいから手持ちのエリクサーをあいつに投げつけてやった。ざまあみろ。リバースガスを連発して意味の無い行動をとるような変な奴だった。
クリスタルの奪還に失敗した俺達はルビカンテの策略によってピンチに陥ったが、シドの自爆という尊い犠牲によって助けられた。わざわざ爆弾を持って飛び降りる意味があったのかどうかについてはシドの名誉のために不問だ。